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順大・山田攻、3年連続“山上り”5区 「チームに勢いを付ける走りを…」

2018/12/20(木) 5:43配信

スポーツ報知

 来年1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、報知新聞社後援)に8年連続60度目の出場となる順大は、5区山上りに心強いエースがいる。学法石川(福島)出身の山田攻(4年)は、2年時に区間5位で総合6位から3位に、前回は同4位で総合15位から8位に浮上させた「山の実力者」。今回が最後となる山上りに向け「チームに勢いを付ける走りをしたい」と力を込めた。

 最後の箱根で名前通りの“攻めの走り”を見せる。2年時は3人抜き、3年時は7人抜きの好走を見せた山田は、3度目の山上りに向け「チームに勢いを付ける走りをしたい。周りから(名前の通り)攻めの走りを、と言われるのでそうしないといけないかな」と意気込む。

 学法石川高時代から上りの走りが得意。1万メートルの自己記録は29分47秒14と、リオ五輪3000メートル障害代表で、4年連続2区が濃厚な塩尻和也(4年、27分47秒87)らスピードランナーには及ばないが、大学2年から黒田政夫コーチから「上りのために、体の前側の筋肉を鍛えよう」と助言を受け、学内練習では毎日、鉄棒の懸垂逆上がりを取り入れ体を強化してきた。「1日あたり3~5回だけど、学内にいる時は毎日やってきた。それが結果になっている」と山田。山上りでは常に上位に入って、チームに貢献してきた。

 同郷の福島からは順大の先輩でもある今井正人(34、トヨタ自動車九州)、東洋大OBの柏原竜二さん(29)と、2人の“山の神”が誕生した。「僕は力もないし比較にはならない」というが「2人のように流れを変える走りができれば」と闘志を燃やしている。卒業後は警視庁に内定。競技は続けるが「本気で陸上に取り組めるのは最後かもしれない。だからこそ頑張りたい」と山田。標高差840メートルの天下の険を攻め抜き、前回大会、14秒差でシード権を逃した悔しさを晴らす。(遠藤 洋之)

 ◆山田 攻(やまだ・こう) 1997年1月17日、福島・郡山市生まれ。21歳。郡山五中1年から陸上を始め、学法石川高1、2年時に全国高校駅伝に出場。2015年に順大スポーツ健康科学部に進学し、箱根駅伝は2年時5区5位、3年時同区4位。来春から警視庁に内定。160センチ、51キロ。家族は両親と兄、弟。

最終更新:1/13(日) 10:31
スポーツ報知

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