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インカレ女子:最後の大舞台でようやく全員揃った東京医療保健大学が2連覇達成──群雄割拠か?東京医療保健大学時代の到来か!?

2018/12/19(水) 14:29配信

バスケットボールスピリッツ

インカレ女子トーナメントは東京医療保健大学が制し、2連覇を達成して幕を閉じた。1回戦vs広島大学は146-55、2回戦vs名古屋経済大学も106-51で圧倒する。しかし、その後は苦戦が続く。準々決勝vs拓殖大学は85-79、準決勝vs白鴎大学はさらに僅差の80-77、そして決勝vs愛知学泉大学は何度も追い上げられる中、85-76で振り切り、苦しみながらも優勝までこぎ着けた。

勝負には厳しさと強さが必要である

振り返れば、東京医療保健大学にとっては苦しい1年だった。春、新シーズンがはじまった直後にポイントガード#14岡田英里選手(3年)が手を骨折し、長期離脱を余儀なくされる。直後に迎えた関東大学女子トーナメントは優勝した筑波大学に準々決勝で敗れ、不完全燃焼のまま5位に終わった。1~2年生が出場した新人戦は優勝を飾り、夏を乗り越え勢いをつけて秋のリーグ戦に突入する。3連勝した後の松蔭大学戦で早くも初黒星を喫し、さらに#18藤本愛妃選手が足を負傷し、インサイドの要を欠く事態に陥った。10月13日、専修大学戦で岡田選手が復帰したが、その週は2連敗に終わる。

連敗後、恩塚亨ヘッドコーチは「負けたから厳しい練習をするのではなく、勝負には厳しさと強さが必要である」ことをあらためて強調する。続く白鴎大学には2連勝したが、優勝した早稲田大学とは1勝1敗、結果は9勝5敗で3位だった。求める結果は得られなかったが、前を向いて戦ったことでチームは本来の姿を取り戻していく。

ケガをした二人こそ、インカレに懸ける思いは誰よりも強い。「ケガをしていたときに、みんなが悔しい思いをしているのを見ていたからこそ、インカレで絶対に優勝したい」と岡田選手が言えば、藤本選手も「絶対に戻って、キャプテンのためにがんばろうという気持ちがあったからこそ、リハビリをがんばることもできました」と苦しむチーム事情をモチベーションに変えて、間に合わせてきた。

女子日本代表活動により恩塚ヘッドコーチ不在の期間が長く、その間は映像を共有しながら玉城耕二アシスタントコーチをはじめ、優秀なスタッフ陣がその穴を埋める。FIBA女子ワールドカップを終えて帰国し、すぐさま指揮官として復帰したが体調が優れず「感覚的なズレが生じ、良いコーチングができないときもありました」。ケガ人が多く、チーム全体が弱気になったことで「練習の強度も落ちてしまいました。それが勝負の最後のところで気持ちの強さが出せずにリーグ戦で苦しいゲームをしてしまった」原因でもあった。

もう一度、言い訳することなく厳しい環境に身を投じ、自信を取り戻さねばならない。練習は嘘をつかない。唯一の4年生としてコートに立つ#4若原愛美キャプテンが声をかけ、チームを引っ張ったことで再び戦う集団となってインカレに戻ってきた。藤本選手が復帰したことで、「今シーズン全員が揃って戦う最初で最後の大会に向けて、みんなが熱い気持ちで臨んでくれました」(恩塚ヘッドコーチ)。

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最終更新:2018/12/19(水) 14:29
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