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作業所が作るお菓子ナンバー1は? グラウンドで初の表彰式(広島)

2018/12/19(水) 10:02配信

福祉新聞

 障害者作業所が製造するスナック菓子などのナンバー1を決める「ひろしまS―1サミット2018」が11月23日、広島市のマツダスタジアム内で開かれた。最優秀賞に輝いた事業所には、プロ野球・広島東洋カープの大瀬良大地投手から副賞のサインボールが贈られた。

 県が主催し、公益社団法人広島県就労振興センター(山田正史会長)が実施主体のこのイベントは11年に始まり、今回が8回目。第4回からカープのファン感謝デーと同時開催してきたが、受賞した事業所がグラウンド上で選手から表彰されるのは初めて。

 県洋菓子協会の生田義信会長が審査員長の1次審査(9月)を経て、計10個の出展菓子の詰め合わせ(500円)を球場内で615箱販売。購入して食べ比べた人の投票と審査員の採点で最優秀賞を決める方式だ。

 スイーツ部門の最優秀賞はスティックタイプの「NYスタイルチーズケーキ」。製造する就労継続支援B型事業所「ガーデンテラス」(福山市)は主に精神障害者が通い、改良を重ねて1本250円の高級品に仕上げた。

 同日、約3万2000人の観衆が詰めかけた球場でセ・リーグの最多勝利投手から表彰されるとあって、職員の貝原宏樹さんは「とても緊張したが、受賞を機にさらなる工賃アップを目指していきたい」と話した。

 この商品と、スナック部門の最優秀賞「さくほろ甘酒クッキー」(生活介護事業所ウィング・東広島市)は今後、県ホームページなどで紹介され、販路が広がる見込みだ。

 県就労振興センターは県内の障害者就労系サービス事業所119カ所が加盟。サミットについては「障害者の作るものに優劣をつけないというのではなく、切磋琢磨せっさたくまして質を上げること、一般の人に福祉のイベントという先入観を持たずに触れあってもらうことが狙い」としている。

最終更新:2018/12/19(水) 10:02
福祉新聞

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