ここから本文です

宇佐美に「高級キノコ農園」 温泉熱利用し栽培―伊東

2018/12/20(木) 13:08配信

伊豆新聞

 大阪市に本社があるビルメンテナンス・管理会社「石井創堅」(石井郁宏社長)は19日、伊東市宇佐美の「伊東市キノコ農園」で竣工(しゅんこう)式を開いた。今後、温泉熱を利用した温室内で高級キノコのヒラタケを栽培し、主に首都圏に出荷する。

 同社はこれまで本業の傍ら、三重県四日市市で、キノコブランド「皇しめじ」を栽培し、大手スーパーやデパートに出荷してきた。しかし、大消費地である首都圏に近く、温泉が利用できる新しい拠点を求めて宇佐美を選び、進出したという。栽培面積は、四日市の約10倍に当たる約2600平方メートルで、年間の収量を120トン、約2億円の売り上げを見込んでいる。

 施設は菌床ブロック製造・培養棟、キノコ発生棟、キノコ包装・仕上げ・管理コントロール棟の4棟のハウスから成る。最新鋭のハウス施設で、覆っているシートには優れた対候性、対薬品性がある。さらに太陽光の熱エネルギーを効率的に遮断して、ハウス内の温度上昇を抑えることができるという。

 ハウス内は年間を通じて菌床キノコ培養・発生環境を確保するため、全施設を一元管理コントロールできるタッチパネル式の設備もある。

 石井社長は神事後のあいさつで、首都圏に近く、温泉熱が利用できるといったコスト減が可能な伊東を新たな拠点に選んだことに触れながら「6次産業化を強く進めたい」と力を込めた。

 栽培のスタートは来年1月上旬で、初出荷は2月中旬以降の見通し。

 【写説】竣工式の神事で祭壇に玉串をささげ手を合わせる石井社長=伊東市宇佐美の「伊東市キノコ農園」

最終更新:2018/12/20(木) 13:08
伊豆新聞

あなたにおすすめの記事