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三谷幸喜氏が初の歌舞伎座進出…歴史漫画「風雲児たち」を新作歌舞伎化

2018/12/25(火) 5:03配信

スポーツ報知

 劇作家で演出家の三谷幸喜氏(57)が、来年6月に歌舞伎座に初登場し、新作歌舞伎を手掛けることが24日、分かった。漫画家・みなもと太郎氏(71)の代表作として知られる長編歴史ギャグ漫画「風雲児たち」を新作歌舞伎化。脚本・演出を担当する。

 これまで故・蜷川幸雄さん、野田秀樹氏(63)ら演劇界の巨匠クラスが歌舞伎座で新作を手掛けているが、三谷氏も満を持して“歌舞伎の聖地”へのお目見えとなる。

 三谷氏は以前より原作の愛読者で、NHK時代劇「風雲児たち~蘭学革命篇~」が今年1月に放送された際、脚本を執筆している。歌舞伎作品は06年、パルコ劇場で上演された「決闘!高田馬場」以来、13年ぶり。

 舞台版は内容がテレビ版と大幅に変わる方向で、演目名と配役はこれから決まる。注目の出演者は10代目襲名から1年になる松本幸四郎(45)を始め、市川猿之助(43)、片岡愛之助(46)、松本白鸚(76)と“三谷ワールド”を舞台や映像で熟知する俳優陣が顔をそろえる。江戸時代の鎖国で外国と交流がなく、新しい時代が始まる前に活躍した人たちが魅力的に描かれそうだという。

 三谷氏の新作では現在、東京・世田谷パブリックシアターで「日本の歴史」(28日まで。大阪公演1月)が上演中。こちらは卑弥呼から太平洋戦争までをオリジナルミュージカルにした“大作”でチケットは早々に完売。歴史を料理する達人だけに歌舞伎座でも独特の劇場空間を生かし、約400年続く歌舞伎史を変える衝撃的な新作が生まれるかもしれない。

 ◆過去に蜷川さん野田秀樹氏も 演劇界の大物が歌舞伎座で新作歌舞伎を手掛けた主な例としては、野田秀樹氏が中村勘三郎さん(当時勘九郎)出演の「野田版 研辰の討たれ」(01年)、昨年は現在の勘九郎が出演して「野田版 桜の森の満開の下」などが上演された。蜷川幸雄さん演出では、尾上菊之助らが出演して「NINAGAWA十二夜」(05年)を上演。いずれも話題を呼び、歌舞伎のファン層を広げた。

最終更新:1/17(木) 18:41
スポーツ報知

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