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海外メディアもロシアに続き日本で起きたサプライズに注視!「坂本が紀平の連勝を止めた!」と報道

2018/12/24(月) 6:03配信

THE PAGE

 フィギュアスケートの全日本選手権(23日・大阪)で女子シングルスのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位だった坂本花織(18、シスメックス)が、152.36点の合計228.01点で、SP首位だった宮原知子(20、関大)を逆転して初優勝。来年3月に日本で行われる世界選手権の代表に決定した。先のグランプリファイナルで初優勝していた紀平梨花(16、関大KFSC)は武器であるトリプルアクセルを2本成功させ、155.01点をマークし、SP5位から2位に躍進。大会5連覇を狙っていた宮原は3位だった。トリプルアクセルの使い手として世界の注目を集めている紀平の敗戦の話題は、瞬く間に海外メディアを駆け巡った。

 五輪スポーツを扱う専門サイトのOlympic Channelは「坂本が全日本選手権で紀平の連勝止める」との見出しを取り、「紀平が、見せた驚くべき(SPからの)逆襲を四大陸選手権覇者の坂本が拒んだ」と伝えた。

 記事は、坂本が優勝するためには、自己ベストよりも5点高い148.12点以上が必要だったことを伝え、「彼女は人生で最高の演技を見せて152.36点を獲得して、大阪で驚きの勝利をつかんだ」と記した。

 「紀平のカムバック」との小見出しを入れ、紀平のフリーでの見事な追い上げについても触れ「(坂本の演技まで)紀平がシニア1年目での無敗記録を保持するように見えた。16歳の天才選手は、今月初めにバンクーバーで五輪覇者のアリーナ・ザギトワに勝っていた。SP5位は11月に勝ったNHK杯と同じ順位だった」と紹介。

 「紀平は、金曜日のSPではトリプルアクセルに失敗していたが、恐れることなく、トリプルアクセル-3回転トゥループに続き、トリプルアクセルを着氷させ、何か特別なことが起こることを予告した。そしてフリーでの自己ベストの155.01点を叩き出してリードを奪った」と、紀平の滑りにミスはなかったことを強調した。

 それを坂本がさらに上回る演技で逆転したわけだが、「坂本は(紀平の逆転勝利という)台本を読むことはなかった」と絶賛。坂本がフリーで、冒頭の3回転フリップ-3回転トゥループのコンビネーションジャンプから、2回転アクセル、3回転ルッツ、2回転アクセル-3回転トゥループ-2回転トゥループ、3回転フリップ-2回転トゥループの2つの難しいコンビネーション、3回転サルコウ、最後は3回転ループという7つのジャンプすべてに大きなミスがなかったことをレポートした。その上で「坂本は母国の日本で行われる3月の世界選手権で正真正銘の金メダル候補だということを証明した」と称えた。

 また記事は、ザギトワが5位に惨敗し、14歳コンビと15歳のジュニア世代が4回転を武器に表彰台を独占したロシア選手権に、この全日本選手権を重ねて、「坂本の勝利は今週末の女子フィギュアスケート界にとって2つ目の驚きとなった。ショックだった1つ目の驚きは、アンナ・シェルバコワらジュニア選手が表彰台を独占したロシア選手権。平昌五輪金メダルのザギトワが5位、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワが7位だった」と説明。

 ロシア選手権で優勝したシェルバコワの229.78点と、0.07点差の2位だった14歳のアレクサンドラ・トルソワの得点が、坂本の228.01点を上回っていることを紹介した上で、「ロシア選手権の上位3選手は年齢制限で世界選手権に出場できない。もしザギトワがベストの状態に戻らなければ、日本選手たちが(世界選手権で)金メダルを争うことになりそうだ。ただ来シーズンは、シェルバコワ、トルソワ、そして15歳のアリョーナ・コストルナヤが、シニアの大会に参戦するため、将来性のある彼女らと、日本のベスト選手との戦いは垂涎ものとなるだろう」と、今後、ロシアvs日本の構図でフィギュア界が動いていくことを展望した。

 来年3月の世界選手権には坂本、紀平、宮原の3選手が派遣される方向だ。

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最終更新:2018/12/25(火) 20:44
THE PAGE

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