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1月から始まる中学受験、イマドキの出願校数の平均は?

2018/12/25(火) 11:40配信

MONEY PLUS

最近は早めの決着を望む家庭が多い

7校受けるなんて受験生も大変だな、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実際の受験校数は5校前後。初日に第一志望の学校を受験することが多いため、ここが合格になれば、あとの出願校を受験しないケースがあります。

また、最近は早めに決着させようとする傾向があり、東京・神奈川では2月3日ごろまでに進学先を決めるケースが多いため、実際の受験校数は少なめになっています。また、埼玉県、千葉県の私立中学の人気校が増え、県内の受験者は地元で結果を出すと、そのあと県外の学校を受験しないケースも徐々に増えています。

1校の受験料は2万5000~3万円。仮に2万5000円として7校出願すれば17万5000円になります。志望順位が上の学校の合格発表が遅いと、それ以前に合格をもらって手続をした学校の入学金をあきらめなければならないこともあります。かく言う我が家も、たった1日の差で20万円をフイにしました。

万全を期して出願校を選んで受験するわけですが、何かと負担が大きいことにはため息が出ます。

捨て金も入れると受験にかかる費用は…

<モリの目>(森上展安)
出題校数7校前後という数字はタカの目さんが指摘しているように17万5000円くらいの支出をこの時期準備しておかなくてはならないということですし、場合によっては入学金20万~30万円程度の“捨て金“も必要ということになります。

入学金というのは正確には入学手付金ともいうべき性格と理解されていて、社会通念上、入学権を留保するための権利金と思われていますから、入学手続きをしなかったから返金してほしいとはいえないお金だということです。もっともそれを争って返金を勝ち取った保護者もいないではないようにも聞きますから断言はできません。加えて入学時寄附金も任意ですが求められます。

埼玉、千葉の受験生の地元志向が強まっているワケ

出題時点の7校が実際の受験校数に近いのは、2月入試が主となる東京・神奈川の受験生です。一方、出題校数より受験校数が少なくなりがちなのが千葉、埼玉など1月入試のある県の受験生になります。

それは1月の頭に入試があって、そこで合格すると2月の東京、神奈川の入試は出願しているけれども受験しないという地元志向が強まっているからです。

これも懐具合から考えると至極当然で、親の年収で制限はありますが、埼玉、千葉の県民の私立高校就学支援金は「県内の」私立高校に通学する生徒の家庭にしか支払われません。

ただし、東京だけは他県の高校に行っても支払われます。そのような仕組みになったのはこの数年で、高校3年間のことを考えれば埼玉、千葉の県民は県内の私立中学、ひいては高校に合格すれば進学した方がよいと考えるインセンティブを与えられています。

それはまた、保護者生徒の側だけでなく、学校側も今は高校からの上位入学者が減少傾向ですから、中学入学者を増やすことに熱心にならざるを得ません。

その事情はむしろ上位校に顕著で、高校受験の上位生は公立共学高志向が強いため、例えば埼玉県立浦和一女などトップ女子公立高校でも不合格者が少なくなっており、その併願先の女子校である淑徳与野も高入生は以前ほどではありません。数年前、千葉でも東邦大東邦が高校募集を止め中学募集一本に絞りました。

つまり埼玉、千葉の私立は、高校募集中心から中学募集中心に切り替えやすい上位校ほど中学募集を積極化し、合格者数を増やす傾向にあります。

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最終更新:2018/12/25(火) 11:40
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