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“やめちまえ“と強い言葉を使うメリットとは?『ドラゴン桜』桜木流「人を動かす交渉力」

2018/12/25(火) 14:00配信

新R25

自分の意見をはっきり相手に伝えることができない…。

ボクは決して人見知りではないのに、つい相手の顔をうかがってしまうんです。この悩みってどうやったら解消されるのでしょうか…?

そんな悩みを聞いてくれたのは、龍山高校で大胆な学校改革を進める桜木建二先生。彼の発言力はボクらとは比べものにならないくらいすごいんです。

なぜ、彼の言葉には人を動かす熱がこもっているのか? ボクらにも同じようなことができるのか? これらの疑問を、桜木先生その人に直接ぶつけてみました!

〈聞き手:ライター・サトートモロー〉

強い言葉で相手の「本当の感情」を引き出す

ライター・サトー:
桜木先生は、相手に対して強い言葉を使う機会が多いです。

正直「そこまで言わなくても…」という印象もありますが、これってどうしてなのでしょうか?

桜木先生:
オレが強い言葉をぶつける理由は、相手のなかに眠る「強い感情」を引き出したいからだ。

ライター・サトー:
というと?

桜木先生:
相手に対して、「失格」とか「やめちまえ」という言葉を使う。すると、「そんなことはない!」と強い否定が返ってくるだろう。

人間が本当に協力し合いたいなら、お互い何を考えているのか知るのが一番。

相手は、感情的に反論すると、自分が本当は何をしたかったかに気づくんだ。そこで初めて自分のこだわりを際立たせることができるようになる。

人は結局、自分で納得したことしか行動に移せない生き物だからな。

事実を突きつけることが成功への最短の近道

桜木先生:
あと、勘違いしているかもしれないが、オレは基本的に事実しか言わない。

ライター・サトー:
そうなんですか!?

桜木先生:
人を動かすには「正しく事実を理解させること」が最も早い近道になる。

たとえば、昔教えた水野と矢島、そして今教えている天野と早瀬の4人は、みな東大に行くことのできる可能性が十分あった。

だがそれは、今すぐ習慣を切り替えて1年間必死に頑張って、初めて成し遂げられることだろう。

ライター・サトー:
なるほど。

桜木先生:
あいつらを本気にさせるのに、今持っている実力を勘違いさせるような発言はできない。

だからハッキリと、「お前らは東大へ行ける。でも今のままじゃ全然ダメだ」と伝えるんだ。

だが、世の中はそうなっていない。「事実を直接的に言う」っていうのは避けるべき、というのが社会的な常識になっているだろう。

ライター・サトー:
そうですね。時間をかけて、ゆっくり説明するのが正しいとされています。

桜木先生:
オレからしたら、長期間をかけて人を変えるメリットなんてない。

もし20年かけて変化させて、何の成果も得られなかったとしたら、やり直しなんてきかないからな。

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最終更新:2018/12/25(火) 14:00
新R25

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