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7000人応募殺到 “街の書店”の販売戦略

2018/12/25(火) 20:46配信

ホウドウキョク

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本の目利きだからこそできる、小さな書店の驚きの販売戦略とは。

いわた書店店長・岩田 徹さん
「この仕組みが光を与えてくれたっていうかね。俺は日本一幸せな本屋だからね」

7000件を超える注文が殺到。
町の書店が次々と消えゆく今、北の大地の書店が仕掛ける、驚きの営業戦略とは。

北海道・砂川市。
人口1万7000人ほどの小さな町にある、1958年創業の「いわた書店」。
そんな老舗書店を切り盛りするのが、店長の岩田 徹さん。

午前9時に店がオープンすると、岩田さんは店頭には立たず、店の奥へ。
そこに並べられていたのは、「一万円選書」と書かれた大量のファイル。

この一万円選書とは、客1人ひとりに合った1万円分の本を、岩田さん自らが選び、郵送するサービス。

11年前から始めた一万円選書は、徐々に話題を呼び、毎年4月と10月に行われる募集では、一度に7000件以上の応募が殺到する。

岩田さんは、その中から、抽せんで当せんした600件ほどの選書を、半年かけて行う。

いわた書店店長・岩田 徹さん
「(客)年齢の時の自分に話しかけているような気持ちになれるかどうか。ライブな感覚なんですね。(座って)がちっと大人しく選ぶというよりは、歩きながら考える」

本を選ぶために必要なのが、カルテと呼ばれる質問書。
カルテには、年齢や性別、家族構成だけでなく、「あなたにとっての幸福とは何か?」や、「何歳のときの自分が好きか?」など、さまざまな質問が記載されている。

いわた書店店長・岩田 徹さん
「難しい質問だなと思ってくれるとばっちりなんですよ。そうすると、それだけ自分の心に踏み込んでいるということだから」

「なんの希望もない」、「自殺するかもしれない」と、心に傷を負った人の叫びがカルテに書かれていたこともあった。

欲しい本は、ネットですぐにでも買える時代。
なぜ、一万円選書は、これほど人気を集めているのか。

いわた書店店長・岩田 徹さん
「コミュニケーションなんだよね。長時間営業だの、広い売り場面積だのっていうのを追求しても、(大型書店に)勝てないわけだから」

「お客さんから『自分に合う本を選んでください』って言われた。それに対して送ってあげることは、よく考えてみれば、田舎のちっちゃな店だから(できる)」

生涯で1万冊以上の本を読んだ岩田さんの知識と、町の書店だからこそできる、客とのコミュニケーションを掛け合わせ生まれた、一万円選書。

最後に、椿原アナウンサーも選んでもらった。
時間をかけ、じっくり書いた椿原アナのカルテを見ながら、選書を始めた岩田さん。

「いろんな本を読んで、いろんな人の気持ちをよく分かるようになったほうがいいよねっていうふうに。(どうしても読んでほしい本は?)もうね、本当、甲乙つけがたいんですよ。いい本ばっかりなんだ」

FNN

最終更新:2018/12/25(火) 20:46
ホウドウキョク

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