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プロツアーでうっかり罰打も? 大きく変わるゴルフ規則(1)

2018/12/26(水) 8:11配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

2019年1月1日、ゴルフのルールが大きく変わる。一般アマチュアからツアープロまですべてのゴルファーに影響するだけに、しっかりと把握しておきたい。第1回はこれまでの“慣れ”が災いし、ツアープロでもうっかりペナルティを課されるかもしれない点を紹介する。

【写真】スマホでスイングをチェックする松山英樹

石川遼も警戒するドロップの処置

石川遼が真っ先に警戒したのは、プロツアーでも見る場面が多いドロップに関するものだ。現在のルールと同じ処置をすると、罰打の対象になる。

例えば、カート道にボールが止まり救済を受けるとしよう。まず、ニヤレストポイント(ホールに近寄らず、障害を避けてショットが打てる元のボール位置に最も近い地点)を定め、そこからホールに近寄らない1クラブレングス以内にボールをドロップする。

現在の規則では、落下した地点から2クラブレングス以内にボールが止まればインプレーとなり、次のショットを打てる。

新規則では、ニヤレストポイントから1クラブレングス以内のみを「救済エリア」と定め、ドロップしたボールがこの範囲に収まらなければインプレーにならない。エリア外にこぼれた場合は再ドロップする必要がある。

これまでの習慣で落下地点から2クラブレングス以内をインプレーと思い込み、救済エリアからこぼれたボールを打つと、「誤所からのプレー」に当たり罰打を課される。

石川は「それが一番多いのかなと…。救済を受けるときは1クラブ(レングス)のギリギリのところにドロップすることもあるので、少しでもそこから外れてしまえばインプレーにならない。元々のルールを知っている人間からすると、慣れることが必要になると思う」と話す。

なお、ドロップの方法も変更になる。これまでは腕を地面と水平に伸ばし、肩と同じ高さからボールを落とすのを正しいドロップと定めていたが、新規則ではひざと同じ高さからドロップしなくてはならない。ボールを救済エリアに収まりやすくする狙いがある。

■選手の後ろに立つキャディは要注意

選手がショットやパットを打つ際に、キャディが飛球線の後方に立ってアドレスの向きを確認するシーン。主に女子ツアーで目にすることが多いが、新規則ではペナルティの対象となり2罰打を課される。

現在の規則では、選手がストロークを行う前に後方から移動すれば罰はなかったが、新規則では「プレーヤーがスタンスをとり始めてからストロークを行うまでは、キャディはどのような理由であってもプレーの線の球の後方延長線上やその近くに故意に立ってはいけない」と定められた。

選手がスタンスをとる前なら、キャディが後方から飛球線方向を確認するのは認められる。スタンスをとり始めても後方に残っていた場合、アドレスを解いたとしても罰則の対象となる。これまで習慣的にアドレスの向きを確認していたキャディは、来年から慎重な動きが求められそうだ。

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