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ロシア、OPECとの共同組織化構想をけん制

2018/12/27(木) 23:15配信

ロイター

[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアのノバク・エネルギー相は27日、石油輸出国機構(OPEC)とその他産油国による機関の創設は、煩雑な手続きをさらに生むほか、米国が独占禁止的観点から制裁を科す恐れがあり、可能性は低いとの認識を示した。

OPECとロシアをはじめとするOPECに加盟していない主要産油国は生産抑制、価格押し上げに向け2016年から異例の共同歩調をとっている。

ロシアエネルギー省は以前、ロシアとOPECの代表国であるサウジアラビアが、OPECと非加盟産油国の「OPECプラス」をきちんとした機関にすべきとの認識で基本合意したとしていた。

しかし、ノバク・エネルギー相は会見で、そのような構想はなくなったと説明。

「そのような組織の設立はないというのがコンセンサスだ。なぜなら、資金調達やカルテルに関連し、米国と追加的な官僚的手続きが必要になる」とし、制裁を受けたくないOPEC非加盟国は同意しないとの見方を示した。

米では、OPECを価格操作で提訴する権限を米政府に与える「石油生産輸出カルテル禁止(NOPEC)」法案が策定されているが、歴代の大統領が拒否権を発動する姿勢を示していたため、棚上げ状態になっている。ただ、トランプ大統領は、原油価格が高かったときにOPECをあからさまに批判していた。

ノバク氏は、将来のOPECとの協力について「組織にはならないだろう。集まって話し合い、基本合意を取り交わすといった、一種の協力メカニズムだ」と述べた。

最終更新:2018/12/27(木) 23:15
ロイター

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