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「トランプ氏と文氏、理想のコンビがいる今しかチャンスはない」 非核化プロセス、第2回米朝会談はいつ?

2018/12/27(木) 20:16配信

AbemaTIMES

 26日、韓国と北朝鮮を鉄道でつなげる、鉄道・道路連結事業の着工式が北朝鮮の開城で行われた。韓国からは趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相、北朝鮮からは李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員長が出席。その他に中国やロシアの政府高官らも招かれ、レール連結や道路標識の除幕のセレモニーが行われた。

 4月27日に行われた南北首脳会談の「板門店宣言」に盛り込まれていたこの連結事業。着工式によって南北融和が加速するかと思いきや、現時点で着工時期は未定。工事には北朝鮮への資材搬入が必要だが、これが国連安保理による経済制裁に抵触するため、クリアされなければ工事自体が始められない。着工式はあくまでも南北融和のムードづくり。カギを握るのは、やはり朝鮮半島の非核化をめぐる米朝関係なのか。

 5月25日、北朝鮮は豊渓里(プンゲリ)の核実験場を爆破し、非核化への意欲をアピールした。6月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談では、アメリカのトランプ大統領も北朝鮮の金正恩委員長も友好ムード一色で、米朝関係の進展が期待された。しかし、それ以降大きな動きはなく、北朝鮮をめぐるニュースも先細りになった印象だ。

 今月24日、トランプ大統領は「クリスマス・イブに我が北朝鮮担当チームから事態は順調だという報告を受けた。金正恩委員長との次の首脳会談を楽しみにしている」とツイート。米朝関係が順調であることを強調したが、実際のところはどうなっているのか。

 9月25日、ニューヨークの国連本部でトランプ大統領は「もうミサイルもロケットもあちこちに飛ばされることはなくなったし、核実験も停止している。一部の軍事施設は解体もされている」と北朝鮮の姿勢を評価。11月8日には、金委員長との会談時期についての質問に「来年のどこかだ。来年の早い時期になる」と示唆していた。

 しかし、11月に予定されていたアメリカのポンペオ国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長との会談は延期。米朝首脳会談後も、アメリカの研究グループ「38ノース」が、衛星画像などから北朝鮮の核施設でのインフラ整備がまだ続いていると発表。反対にミサイル発射場の解体が進んでいるとの報道もあり、核・ミサイル問題の進捗は不透明な状態が続いている。

 さらに、今月に入って朝鮮中央通信は「アメリカが朝鮮半島の非核化を北朝鮮の非核化にすり替えている」と、米朝関係がこう着状態にあると明言。その原因が敵視政策を続けるアメリカにあると批判した。

 また、アメリカ国内でも北朝鮮の非核化などの問題を巡り、トランプ大統領と対立していたマティス国防長官の退任が決定した。2016年に北朝鮮で拘束され、2017年に昏睡状態で死亡したアメリカ人大学生のオットー・ワームビアさんの遺族が起こした裁判では、ワシントンの連邦地裁が北朝鮮に対して約550億円の支払いを命じるなど、米朝関係に影を落とす事態も起こっている。

 こう着の米朝関係…最悪のシナリオとは? 26日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、共同通信社で客員論説委員を務める平井久志氏と笹川平和財団上席研究員の渡部恒雄氏を交え議論した。

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最終更新:2018/12/27(木) 20:16
AbemaTIMES

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