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「ラフ∞絵」発表会で天野喜孝が描くガンダムや大河原邦男の両さんお披露目

2018/12/28(金) 16:58配信

コミックナタリー

秋本治、天野喜孝、大河原邦男、高田明美による展覧会「ラフ∞絵」の発表会が、本日12月28日に東京・3331 Arts Chiyodaにて行われた。

【写真】左から高田明美、大河原邦男、天野喜孝、秋本治、布川ゆうじ。(メディアギャラリー他21件)

「ラフ∞絵」はマンガのネーム、アニメの絵コンテなど、作品になる前のラフを通じて、作品が生み出される瞬間に迫る展覧会。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の秋本、「FINAL FANTASY」シリーズのイメージイラストなどで知られる天野、「機動戦士ガンダム」シリーズのメカニックデザイナー・大河原、「魔法の天使 クリィミーマミ」のキャラクターデザインを務めた高田、それぞれの代表作を中心に、800点以上のラフ絵と完成原画を展示する。また「チェンジ・アンド・チャレンジ」と題し、秋本が描く「装甲騎兵ボトムズ」、天野が描く「魔法の天使 クリィミーマミ」といったようにそれぞれが他者のイラストを描く企画も行う。

発表会には秋本、天野、大河原、高田と、「ラフ∞絵」の実行委員長でかつて4人がタツノコプロでともに仕事をしていた演出家の布川ゆうじ、ゲストとして声優の平野文、タツノコプロ顧問の笹川ひろし氏が登壇。布川は本展覧会が開催されることになった経緯について、「(出展者の)4人と食事会をした際に、『せっかく集まったメンバーでなにか一緒にやりたいね』と話していて、年長者の私が取りまとめることになりまして(笑)。通常の作品展というよりはちょっと違ったものをやりたいということで、ラフ絵展というのを考えました」と説明する。

4人と布川の食事会に同席していたという平野は、食事会で各メンバーが集って描いたという色紙を公開。また平野は「布川さんの古希のパーティがあったときに『俺は絵が上手いからタツノコプロに入ったけど、入ってみたらもっと絵が上手い奴らがいたので、プロデュース・演出のほうに行った』とおっしゃっていたんですが、そのおかげで今回の展覧会が実施できたということですね」と布川のエピソードを明かした。

会場では各人が描いた「チェンジ・アンド・チャレンジ」の一部作品を披露。「科学忍者隊ガッチャマン」に登場する白鳥のジュンを描いた秋本は、「高校生のときにアニメに憧れていたことがあってタツノコプロに入ったんですが、1人で悶々と作るマンガと違ってアニメはみんなで和気あいあいと作るからとても楽しかったです。僕は劇画が好きなんですが、当時(会社内で)『ガッチャマン』というアニメを作るよというのを聞いたとき、『えっ、この絵がアニメで動くの?』と驚いたのを覚えています」と当時を振り返る。「機動戦士ガンダム」を描いた天野は「生まれて初めてガンダムを描きました」と笑いながら、「今回は(出展者が4人いて仕事量も)4等分なのでのんびり楽しもうと思っています」とメッセージを送った。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両さんをメカ風に描いた大河原は、「(『チェンジ・アンド・チャレンジ』の作品を描くにあたり)ギャグ・シリアス・スーパーロボットをテーマに、『こち亀』の両さんを描くならどういうものがいいかというところから作品作りを始めました」と回想。高田はまだ作品ができあがっていないことを申し訳なさ気に告白し、2015年に刊行されたアニメビジエンスVol.9(ジェンコ)の表紙イラスト用に執筆した「科学忍者隊ガッチャマン」のイラストを紹介。また「(『ラフ∞絵』の開催にあたり確認してみたところ)ラフを全部丁寧にとってあったりして、我ながら二次元オタクだなと思いました(笑)。今回私が出展するのは『魔法の天使 クリィミーマミ』や『機動警察パトレイバー』が中心になります」と語った。

「ラフ∞絵」は2019年4月2日から16日まで3331 Arts Chiyodaにて開催。1月には公式サイトが開設される。

■ 「ラフ∞絵」
期間:2019年4月2日(火)~4月16日(火)
時間:11:00~20:00(入館最終案内19:30)
場所:3331 Arts Chiyoda
料金:一般2000円、小・中学生無料

最終更新:2018/12/28(金) 16:58
コミックナタリー

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