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「ドームライブ、紅白出場が最低ラインだった」小林愛香が語るAqours、そして個人の夢

2018/12/28(金) 11:07配信

BuzzFeed Japan

くすぶっていた時期を経てのAqours

デビューから1年後の2012年にはシングル『future is serious』もリリース。しかし、その後数年は歌手として目立った活動はなかった。

小林いわく「やりたいのにやれない。自分の中ではくすぶっていた時期」。ただ諦めず、いつかチャンスがあれば、それは逃がさないようにしようと思っていた。

歌手とともに小さい頃から保育士になるのが夢だった。

「保険とかじゃなくて、この活動をやりつつ、保育士の免許を取ろう。2つの夢を諦めないようにしようと思っていたんです」

そのために通っていた専門学校も2014年には卒業。祖母からは保育士の求人をポンと置かれ「まだ使わないから大丈夫」と断った。

何かを変えなければと思った時期。それまで、何度か声優のオーディションを事務所の社長に勧められたが「全然声に自信がなくて、無理ですと断ってきた」。だが、この時は受けようと思っていた。

2014年、社長から声優オーディションの話を勧められた小林は「受けてみようと思います」と了承。どんな作品なのか聞くと、社長からは「『ラブライブ!』というシリーズの作品なんだが、知ってる?」と返された。

「すぐに『知ってます』と返しました(笑)。自分の中では凄く挑戦だったんですけど、これはチャレンジだし、チャンスで、掴み取らなければいけない。このタイミングでしかできないことなので、精一杯やろうと思いました」

オーディションには合格。小林は津島善子を演じることになる。

東京ドーム、紅白出場は「求められた最低ライン」

初めて挑戦した声優で、小林は自分の声の新しい可能性を知った。

「自分がいろんな声が出せることがわかりました。それまで歌った歌はクール系で、アイドルチックな歌が自分では得意だと思っていなかったんです。そんな声が出るとすら思っていなかったので」

津島善子は「堕天使ヨハネ」を自称する中二病の性格で、ヨハネの時と善子の時で声を使い分ける必要があった。

「ヨハネと善子では声が全くガラッと違うので、2人を演じているみたいです。要素をちょっとずつ入れつつという塩梅が難しかったので、一緒に考えながら」

「声優をやらせていただくようになってからは自分の声が好きになったし、もっといろんな声に挑戦できるのかもと思うようになりました。」

「Aqours」としてのステージでは、これまで小林が培ってきた歌であり、ダンスも活きる。

「今はこんな夢見たいな職業があったんだって感じています。もともとアニメにも興味があったし、歌って踊るのも好きだし、演じるというのは自分には分からなかったんですけど、やってみると楽しくて。どんどん勉強したくなる。踏み込んでいきたくなる」

「それはヨハネがいるからなんです。どんどん愛される子になってほしいから、自分自身が高めていかないといけないと思います」

「Aqours」の活動で、憧れた安室奈美恵と同じ場所に立てるのも嬉しかった。

「横浜アリーナには、出演したアーティストの名前が刻まれているんですけど、そこに安室ちゃんの名前がある。そして私たちの名前も刻まれるのだと思ったら嬉しくて。そして東京ドームでのライブに紅白。安室ちゃんの軌跡を辿っているんですよ」

「紅白に出場できることは『Aqours』が頑張った証。出場の知らせはメンバーみんなで聞きました。いつも見ないような偉い人たちが来て。まさか、まさかってなった後に出場を聞いて。嬉しかったです」

東京ドームでのライブ、そして年末の紅白歌合戦。ともにアーティストが夢見る大舞台が決まり、達成感はあるのか聞くと、「ずっと夢見た舞台」と前置きしつつ意外な答えが返ってきた。

「でも私たちって、最初からドームでのライブ、紅白出場を求められたと思うんです。それが最低ラインというか。そこに立たなければ、その先もない。私たち的にはそこがスタートライン。大人には東京ドームは通過点とを言われていました」

確かに先輩にあたる「μ’s」は2015年に紅白出場し、翌2016年には東京ドームでライブを行っている。

その後輩にあたる「Aqours」が期待を集めていたのはわかっていたが、スタートラインと考えていたことには驚かされた。

「今、その通過点と言われたところに立って、新しい夢がどんどん生まれています。また東京ドームに帰ってくるという夢だったり。また、紅白に出演させてもらえばそれが夢になるかもしれないです」

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最終更新:2018/12/28(金) 11:07
BuzzFeed Japan

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