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ついにコンビニまで・・・広がる「元日休業」の動き どんなメリットがあるのか?

2018/12/28(金) 14:47配信

FNN PRIME

これまで「年中無休」が当たり前だった外食チェーンやスーパーマーケットなどで、元日休業の動きが広がっている。

【画像】みんなが知っているあの店も・・・来年は元日休業

関東地方を中心におよそ300店舗を展開するスーパーマルエツは、23年ぶりに1月1日を休業にする。
京急ストアも10年ぶりに元日を休業にする。

外食チェーンでは、およそ1年前に大晦日と元日を80店舗以上、休業とした大戸屋が、今回も大晦日と元日を休みにすると発表。

人材不足が叫ばれる中、元日休業のメリットとデメリットはどこにあるか検証する。

「幸楽苑」は創業以来初 8割の店舗を大晦日の午後から休業

ラーメンチェーンの「幸楽苑」は、今回、およそ520店舗中、8割のお店を大晦日の午後3時から休業にする。
創業64年で初めての試みだという。

幸楽苑ホールディングスは「2億円弱見込まれる売り上げよりも、スタッフの士気を優先する事で、お客様に対するサービス向上に努めてまいります」と話す。

今年の元日を休みにしたロイヤルホストは、来年も元日は休みにするという。

スーパーでは元日と2日が休みの動きも

こうした動きは、スーパーマーケットにも拡大。
成城石井は、今年に続いて来年も元日を休業にする予定で、店舗数はおよそ1.5倍の127店舗に拡大する。

さらに、休業が元日だけにとどまらないスーパーも出てきた。

もともと、元日が休みだったサミットは1月2日を休業にし、3日からの営業を予定している。

サービスを利用する客側の意見を聞いてみると「元日はみんな休むべきだと思います。そこまでして働いてもね~っていう。」「どちらかというと賛成。私も飲食店で働いているのでちょっと休みたいなっていうのが正直な感想」という歓迎の声の一方で、「サービス業が休むと困る」「全部休まれちゃうと、こっちが休めなくなっちゃうから」と心配の声もあがった。
また、中には「昔は3日間お休みでしたからね、(福袋の販売も)4日早朝から。」という声も聞かれた。

「年中無休」の動きはコンビニ出現がきっかけ

かつて、三が日は、ほとんどのお店が休んでいたというが、何をきっかけに変わったのだろうか?

第一生命経済研究所主席エコノミストの永濱利廣氏によると、「90年代前半くらいまでは元日を中心にお正月は休むというお店が多かったんですけれども、おそらくコンビニエンスストアというものが出現して、他のお店が休んでいるときに営業しようとした事がひとつのきっかけ。」という。

そんなビジネスチャンスだったはずの元日をなぜ今、休む動きが広がっているのか?

永濱氏は「端的に言えば2つ理由があって、元日開けても他の日に比べて売り上げがそんなに多くないという事に加え、元日に働いてもらう人には余分に給料を払わないといけないので、結果的に元旦開けても利益は増えにくいというところはあります」と話す。

人手不足の今、人材確保のためにもスタッフへの配慮が不可欠という風潮がある中、いち早く元日休業を導入した大戸屋ホールディングスでは「就職活動する学生から好評」との事で、企業の価値を高めるメリットがあったという。

実際、就職活動中の男性は「元日休みってなったら、ちょっと“その企業いいな~”って思います」と話す。

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最終更新:2018/12/28(金) 14:47
FNN PRIME

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