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溶接前工程を自動化 コマツ粟津工場 仮付け機導入、人員4割減

2018/12/28(金) 1:26配信

北國新聞社

 コマツ粟津工場(小松市)は、建設機械の部材を溶接前に仮付けする工程を全自動で行うロボットを開発し、板金工場に導入した。一つの製造ラインに必要な人員は、従来と比べて4割減ったという。今後は他工場への導入も検討し、板金の自動化を推進する。

 粟津工場が開発したのは、建機のベースとなる部材を組み合わせ、指定の位置から動かないように一時固定する仮付け工程を自動で行う機械。これまでは作業員が目視で部材の位置を確認し、ずれが出ないようにハンマーで調整していたため、人員を多く割く必要があった。

 同工場によると、ロボットの導入により、仮付け工程に必要だった人員がゼロとなった。生産にかかる時間も1割ほど短縮したという。

 ロボットにはカメラを取り付け、組み立てる部材の形状や位置、角度を正確に認識できるようにした。力覚センサーを導入することで、ハンマーで調整していた隙間やずれを自動でなくすことができる。

 粟津工場では生産建屋の集約を進めており、2016年度に4棟あった板金工場は2棟となった。これに合わせて建屋内の生産体制も見直し、3年ほど前からシステムの開発を進めてきた。

 現在、生産数が多い機種に対応するロボット1台を導入しており、今後は対応範囲の拡大や増設を検討する。他工場への展開も想定しているという。担当者は「今後、労働人口は減っていく。可能な部分は自動化し、生産性を高めていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:2018/12/28(金) 1:26
北國新聞社

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