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<富山第一>なるか夏冬連続得点王 “富一の10番”小森飛絢【選手権出場校紹介】

2018/12/28(金) 20:01配信

SOCCER KING

 今夏に記録したインターハイベスト8は、5年前に北信越勢として初の選手権優勝を果たした“偉大な”世代と同じ成績。富山第一のDF中田青主将(3年)は「攻守ともに運動量のある選手が多いのが特長。やるからには日本一を目指したい」と5年ぶりの優勝を目標に掲げた。

 富山県予選は5試合47得点無失点の成績で堂々の4連覇。特にエースMF小森飛絢(3年)は一人で13得点をマークした。個で局面を打開するドリブル、スルーパスも注目の小森だが、FW中崎拓未(3年)やFW佐々木大翔(3年)とのコンビネーション、左MF橋爪晃広(3年)の左足クロス、中田のロングスローなど多彩な攻撃を見せるチームのフィニッシャー役も担う。

 ゴールへ向かう動きと射程圏内に入ったら迷わずシュートを打ち込む姿勢は相手にとって驚異。インターハイでは1回戦の高松商戦でハットトリックを達成すると、続く阪南大高との2回戦では決勝ゴールを決めた。そして、長崎日大との3回戦では再びハットトリックを達成。チームの全8得点中7得点を叩き出したアタッカーは、大会得点王に輝いた。

 目標とする選手たちの背中を見ながら成長してきた。昨年の10番、FW坪井清志郎は最終学年にプリンスリーグ得点王を獲得するなど評価を上げて徳島ヴォルティス入り。「坪井君には負けないぞ」という思いがインターハイでの爆発の原動力になっていた。

 また、努力家として知られる先輩10番から学んだものもある。富山第一グラウンドで練習するFCひがしジュニアユースに所属していた中学時代、小森はいつも一人残って練習している富山第一の選手の姿を見ていた。その選手はベガルタ仙台へ進み、2ケタ得点を記録するなどブレイク、CSKAモスクワ(ロシア)へと駆け上がっていったFW西村拓真だ。

「自分たちが練習している間も一人ずっとシュート練習していたり…。『誰やろう』と思ったら西村さんだった。ああいう人が活躍するんだなと思いましたし、いい刺激になりました」という。今年の高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTでは17試合に出場して3ゴール。十分な結果を残すことができなかったが、より高いレベルの中で、苦戦しながらレベルアップすることができている。

 得意とするターンからのスルーパス、シュートなどを発揮してチームを白星へ導き、さらに注目度を高めるか。今回の選手権に出場する選手の中で唯一、夏冬連続得点王の可能性を持つ富一の10番が選手権でも輝きを放つ。

取材・文=吉田太郎

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最終更新:2018/12/28(金) 20:01
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