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銀行はマネーロンダリング対策強化を=オランダ中銀総裁

2018/12/29(土) 2:17配信

ロイター

[アムステルダム 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、オランダ紙とのインタビューで、銀行はマネーロンダリング(資金洗浄)対策を強化し、その影響で利益が減少することも受け入れるべきだと述べた。

28日付けのNRC紙に掲載されたインタビュー記事でクノット総裁は「銀行はいかなる状況下にあっても法や規則に従う必要がある。それはコストを伴うもので収益性は低下する」と指摘。「銀行が投資家に約束する利益に反映されているか疑わしい」と述べた。

オランダの銀行ING<INGA.AS>は今年、自行の口座でのマネーロンダリングを見過ごしていたとして9億ドルの罰金を支払った。

クノット総裁は、銀行は利益をあげ続けるためにコンプライアンス費用を最小限に抑えようとしていると指摘。「(INGは)コンプライアンスやリスク管理よりも利益を選んだ。それは間違った選択だった」と述べた。

オランダ中銀は9月、ING以外の国内銀行も顧客や取引のチェックが不十分だと指摘した。

欧州では、デンマーク最大手のダンスケ<DANSKE.CO>やドイツ銀行<DBKGn.DE>でマネーロンダリング問題が起きている。

クノット総裁は「巨額の犯罪資金が、残念ながら銀行を通じて出回っている」とし、「銀行は極めて真剣に門番の役割を果たす必要がある」と主張した。

最終更新:2018/12/29(土) 2:17
ロイター

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