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静岡聖光、戦術奏功 好守でリズム、FW躍動 全国高校ラグビー

2018/12/29(土) 7:17配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 守備からリズムをつかみ、敵陣での好機はFWを軸に得点する―。聖光フィフティーンは戦前に立てた対策を確実に遂行した。「勝敗よりも選手が成長したのがうれしい」。県大会同様、この日も試合中に指示を与えなかった佐々木監督は、自ら道を切り開いた選手をたたえた。

 守備で徹底したのは足首や膝を曲げ、手を顔の高さまで上げる構え。走りだす姿勢をあらかじめ確保し、出足の速いタックルで高鍋の強みの展開攻撃を食い止めた。選手だけで話し合うハーフタイムでは、粘り強く地域を獲得することを確認。後半に入るとSH山田が敵陣22メートル内に滞空時間の長いキックを蹴り、相手のミスを誘ってトライにつなげた。

 1点リードで残り20分。突き放したい聖光FWは、立った状態で密集を押し進めるモール攻撃に活路を見いだした。県外チームの映像を参考に練習してきた形で2トライ。指揮官も思わず目を丸くした秘策が勝利をたぐり寄せた。

 高成田主将は「トライを奪われても『大丈夫』と信じていた。不安はなかった」と語った。たとえ相手が格上であっても、戦い方次第で上回れる。練習は週3日、平日90分間のチームが、ラグビーの醍醐味(だいごみ)を体現した。

静岡新聞社

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