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(てんでんこ)遺言:12 最期

2018/12/29(土) 16:00配信 有料

朝日新聞デジタル

 ■羨望と失望。馬場の人生は原発周辺自治体の悲哀を体現したものではないか。
 福島県浪江町の前町長、馬場有(ばばたもつ)(享年69)の体調が急変したのは4月後半だった。同月23日に予定されていた私との面会は何度も延期され、その後も快復しなかった。
 当初、口述筆記は1年間続けられる予定だった。馬場自身がどのように原発誘致に関わっていたのか。原発事故後、国や東京電力と水面下でいかに駆け引きをしたのか。そんな詳細を聞き取ることが難しくなった。
 私が最後に馬場の肉声を聞いたのは6月4日。その前日に馬場が後援会に辞意を漏らしたと聞き、携帯電話に確認の連絡を入れた。…… 本文:979文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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最終更新:2018/12/29(土) 16:00
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