ここから本文です

石巻地方3市町で仕事納め式 首長、新時代を見据え訓示 震災復興のさらなる加速を

2018/12/29(土) 14:36配信

石巻かほく メディア猫の目

 石巻、東松島、女川の3市町で28日、「平成」最後となる仕事納め式があり、各首長が訓示した。

 今年は東日本大震災に伴う復興公営住宅の整備が進展したのをはじめ、観光トレッキング「宮城オルレ」のコース開設による地域活性化、行政機能の中枢となる新庁舎完成など動きは活発だった。職員たちは震災復興のさらなる加速と、新たな時代を見据えて式に臨んでいた。

石巻市長「英知結集し地域創生」

 石巻市は、亀山紘市長が市役所で約140人の幹部職員らに訓示した。「さまざまな行政課題の解決や復旧・復興事業の推進に懸命に取り組んでくれた。皆さんの協力に感謝する」と述べ、5月に防災センター、9月にかわまち交流センターの使用開始、大型客船のダイヤモンド・プリンセスの寄港などを挙げながら「明るい話題が多くあった」と振り返った。

 最優先課題の防災集団移転促進事業の宅地造成が全て完了し、復興公営住宅も本年度中に整備を終える。「将来に不安を抱いている被災者が多く、高齢者らの孤立防止、心や健康のケアなど寄り添った支援が必要だ」との認識を示した。

 新年に向けては干支(えと)にあやかって「猪突(ちょとつ)猛進で、これまで以上に皆さんと問題意識を共有し、英知を結集して人口減少対策、地域創生に取り組む」と決意を述べた。

東松島市長「復興加速し仕上げへ」

 東松島市の渥美巌市長は、市コミュニティセンターに集まった職員約250人を前に「それぞれの分野で全力投球してもらい心から感謝する」とねぎらった。

 「SDGs未来都市」への選定や、観光トレッキング「宮城オルレ」奥松島コースの開設、民間保育所の開所など今年の歩みを振り返り、「市民全体の奉仕者として忙しい1年を過ごしていただいた」と述べた。

 その上で「皆さんでなければ市の復興は加速できない。残り2年の国の復興・創生期間で復興を仕上げるため、協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

■女川町長「町の将来を自覚、認識」

 女川町の式は生涯学習センターであり、130人の職員が出席。須田善明町長は、同センターなど行政機能を集約して10月に業務を始めた新役場庁舎を挙げ「充実した行政サービス提供など、住民の思いにしっかりと向き合った1年だった」と総括した。

 その上で「災害公営住宅の完成など震災復興は着実に前進している。職員が一丸となって取り組んだ成果の表れだ」と感謝した。

 「来年は元号が変わり新時代に入っていく。それぞれが町の将来に対する自覚と認識を持ち、新年を迎えてほしい」と期待した。

あなたにおすすめの記事