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【帰省と「乗りもの」】一晩寝ても飲酒運転の可能性も 事故が増える年末、誰かを傷つけないために

2018/12/29(土) 10:04配信

乗りものニュース

飲酒の翌日も「酒気帯び運転」要注意

 12月は事故が年間で最も多く、特に年末にかけてそれがさらに増える傾向があります。警察庁の統計によると、2017年は12月の交通事故死者数が全国で382人と月別で最多。うち12月25日から31日までの7日間では98人と、それまでの24日間と比べ死者数が1.14倍になりました。

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 飲酒運転による事故も増加しますが(2017年12月は、ほかの月における平均の約1.4倍発生)、損保ジャパン日本興亜グループの事故防止専門コンサルタントであるSOMPOリスクマネジメントは、「二日酔い運転」にも要注意と話します。

「飲酒直後の運転については避けるべきだと考えていても、夜に酒を飲み、翌日に『眠ったから大丈夫』と考えるドライバーが少なくありません。これは極めて危険な誤解です。何時間眠ろうと、酒気が残っていれば『酒気帯び運転』となります」(SOMPOリスクマネジメント)

 特に正月は歩行者や自転車運転者も緊張が緩みがちで、酒気帯び状態で通行している場合も少なくないといいます。またアサヒビールによると、呼気1リットル中のアルコール量が、「酒気帯び運転」として違反の基準となる0.15mgを下回っていても、運転中における集中力や注意力、ハンドル操作、反応時間に悪影響を与えるとのこと。同社も、深夜まで大量のアルコールを飲んだ場合は、寝ても翌日にアルコールが体内に残っていることがあるため、運転を控えるよう呼び掛けています。

これまで運転していた実家のクルマ、結婚したら保険が適用されない場合も

 帰省中に、実家のクルマを運転することがあるかもしれません。ですがその前に、保険の適用範囲を改めて確認したほうがよいと、損保ジャパン日本興亜は話します。

「自動車保険における『運転者限定特約』の家族限定の補償対象者は、記名被保険者(保険加入時に保険会社へ告知する『主な運転者』)、その配偶者、その同居の親族、記名被保険者またはその配偶者の別居の『未婚の子』となります。したがって、実家を出て未婚のお子様には適用されますが、結婚された場合は、別居の『既婚の子』となり、補償対象者に該当しません」(損保ジャパン日本興亜)

 ちなみに「実家のクルマ」の保険について、補償対象者が家族限定で、かつ「30歳以上」などと年齢条件を設定している場合でも、別居の未婚の子は、その年齢条件にかかわらず補償の対象です。別居の未婚の子が一時的な帰省で運転する場合に、年齢条件を変更する必要はありません。

 補償対象外の人が運転する場合、いくつかの自動車保険が提供している「1日だけの自動車保険」が便利かもしれません。インターネットのほか、コンビニの端末から加入できるものもあります。

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最終更新:5/23(木) 12:32
乗りものニュース

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