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元気なうちは現役?シニア世代の就労意識と実状。なぜ働くのか?

2018/12/29(土) 12:20配信

ファイナンシャルフィールド

「生涯現役、若いモンにはまだまだ負けん」。現代のシニアたちは本当にパワフルですよね。一般的には60歳が定年ですが、そのあとも希望して勤務を継続する人もいますし、転職して別の仕事に就く人もいます。

ヤングであれ、ミドルであれ、シニアであれ、元気に働く人の姿をみると、こちらも溌剌としますね。しかしながら、リタイアしたくとも事情により働かざるを得ない人がいるのも現実……。今、シニア世代の就労に対する意識や実状は、どうなっているのでしょう?

キャッチ(1):多くのシニアが仕事を続けたいと考えている

内閣府が発表した「平成29年版高齢社会白書」によると、平成28(2016)年の労働力人口は、6673万人だったそうです。

労働力人口のうち65~69歳は450万人、70歳以上は336万人。労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合は、前年の11.3%から11.8%と上昇しました。昭和55(1980)年からの推移をみても、右肩上がりに増加を続けています。

また、「あなたは、何歳頃まで収入を伴う仕事をしたいですか?」という質問には、現在仕事をしている高齢者の約4割が「働けるうちはいつまでも」と回答したそうです。

「70歳くらいまでもしくはそれ以上」の回答とあわせると、約8割が高齢期でも仕事をしていきたいと考えていることが分かります。

65~69歳の労働人口は、平成23(2011)年以降、増加の一途を辿っています。シニアの多くが労働にたずさわっていく社会はしばらく続きそうですね。

キャッチ(2):シニアが働く理由はお金のためだけじゃない?

では、シニアたちはどんな理由で働いているのでしょう?

株式会社大和ネクスト銀行では、全国の働くシニア (60歳~79歳) の男女を対象に、「働くシニアの仕事と生活に関する実態調査」をインターネットリサーチにより実施。1000名の有効サンプルを集計しました。

「現在、働いている理由」についての質問では、「日々の生活費のため(56.4%)」という回答が1位に上がりました。次に多かったのが「社会や人との接点のため(45.6%)」。

そして、「健康維持のため(44.1%)」、「今後の生活費のため(43.8%)」、「生活にハリがほしいため(35.0%)」と続きました。

みなさん、生活費を稼ぐ以外にも、人生を充実させるために働いていることが分かります。これをみて、「高齢者になっても生活費のために、あくせく働かねばならないのか……」と不安になる方もいるかもしれません。

しかし、男女別・年代別にみると、70代男性では「健康維持のため」が64.1%と最も多く、70代女性では「生活にハリがほしいため」の 51.9%が最も多い回答となりました。

また、「仕事が好きなため」 (46.2%) 、「自分を成長させるため」 (21.7%)などの回答にも、多くの票が集まりました。生きていくだけで精一杯どころか、充実したシニアライフを過ごすために働いていることがよく分かりますね。

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