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駅地下道に軽トラ誤進入 高岡・88歳男性「駐車場と思い…」

2018/12/29(土) 0:56配信

北日本新聞

 28日午後0時5分ごろ、高岡市末広町のあいの風とやま鉄道高岡駅前の歩行者用地下道に、砺波市の無職男性(88)の軽トラックが進入し、行き止まりで停車するまで約50メートル走行した。けが人はいなかった。男性は「地下駐車場の入り口と勘違いした。孫を迎えに行くところだった」と説明している。

 現場はあいの風とやま鉄道やJR、路面電車・万葉線が乗り入れる高岡駅前の地下道。クルン高岡地下街などにつながり、駅北口と末広町商店街などを結んでいる。

 高岡署などによると、男性の軽トラックは駅側にある幅約3メートル、高さ約2・5メートルの出入り口から地下道に入ったという。軽トラックは万葉線の軌道敷沿いの歩道を走行して出入り口に突っ込んだとみられ、同署は道交法違反の疑いもあるとみて調べている。

 このトラブルで、軽トラックが撤去される午後2時45分ごろまで、地下道の出入り口が約2時間半にわたり封鎖された。県高岡土木センターによると、階段の2カ所に破損が見つかったが、修復は年明け以降になる見込みという。

 地下道は普段は中高生らも行き交う場所で、クルン高岡地下街で飲食店を経営する40代男性は「軽トラックが来ていたら大変なことになっていたかもしれない」と不安をのぞかせた。

 高岡駅前では、駅前ロータリーから隣の市営高岡中央駐車場に車が直接出入りできるようになった2014年8月以降、万葉線の軌道敷や駅構内への車の誤進入が相次ぎ、誤進入を防ぐクッションドラムや看板設置などの対策が取られた。一方、車が万葉線沿いの歩道を通って地下道に進入するケースは想定していなかった。高岡市土木維持課は「今後、歩道の入り口に車両の進入防止用ポールを設置するなど、さらなる対策を早急に講じたい」と話している。


■増える県内高齢運転者

 県内の高齢運転者は毎年増加している。県警運転免許センターによると、75歳以上の免許保有者は11月末時点で6万7545人で、既に2017年12月末時点の人数(6万4628人)を上回っている。

 全国的にも同様の傾向がみられる。警察庁は、17年末時点で約540万人だった75歳以上の免許保有者は今後も増え、22年には663万人に達すると推計している。

 県警交通企画課によると、今年の交通死亡事故のうち高齢者が過失の重い「第一当事者」となったケースは27日時点で19件で全体の約35%だった。

 県警は今年4月から半年間にわたり、高齢ドライバーが時間やエリアなどを自主的に限定して車を運転する「やわやわ運転」を全国で初めて実施するなど、高齢運転者の事故防止に取り組んでいる。

北日本新聞社

最終更新:2018/12/29(土) 0:56
北日本新聞

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