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みなかみの大穴スキー場 老朽化や集客減で営業今季限り 第1回全国高校スキー大会の会場

2018/12/30(日) 6:11配信

上毛新聞

 群馬県みなかみ町の大穴スキー場が今季限りで営業を終了することが29日、分かった。施設の老朽化や入り込み客数の減少が主な原因。昭和初期に開設された、群馬県内でも草分け的存在のスキー場閉鎖に、地元住民や観光関係者から惜しむ声が上がっている。

◎営業は3月21日まで 跡地は太陽光パネル設置検討

 関係者によると、入り込み客の減少から収益が上がらず、老朽化した施設の改修が行えないほか、ゲレンデの土地所有者との調整が難航し、閉鎖を決断した。営業終了後の施設の活用などについては未定だが、ゲレンデ部分に太陽光パネルの設置が検討されているという。

 同スキー場は1931(昭和6)年に開設され、首都圏から最も近いスキー場としてにぎわった。52(昭和27)年には第1回全国高校スキー大会の会場になった。最盛期は年間5万人ほどの利用者があり、家族連れや初心者も楽しめるゲレンデとして親しまれてきた。

 ただ、近隣に相次いでスキー場が開発されると、入場者数が低迷。リフトを運営していた東武興業が2002年、経営不振を理由に撤退を決め、地元有志が新会社「水上・大穴スキー場」を設立して事業を引き継いだ。

 地元からは残念がる声が上がる。家族で出掛けたという町内の女性(23)=鹿野沢=は「思い出のある場所なので悲しい。小さい子も遊びやすく、スキー場と言えば大穴だった」と話した。町の観光関係者も「日本のスキー文化をけん引した場所。町内外にファンが多く、初めてのスキーに最適な環境だった」と惜しんだ。

 スキー場は29日オープンし、営業は来年3月21日までの予定。施設の職員は「最後まで一生懸命やる。ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛けている。

最終更新:2018/12/30(日) 6:11
上毛新聞

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