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箱根駅伝にまた「山の神」が誕生するのか?

2018/12/30(日) 6:04配信

THE PAGE

 前回の区間上位者で今回も5区に登録されたのは、順大・山田攻(4年)、青学大・竹石尚人(3年)、城西大・服部潤哉(4年)の3名だ。山田は前回4位(1時間12分30秒)、前々回5位(1時間14分12秒)。「登りのスペシャリスト」といえる選手で、名前の通り、山を攻めていく。

 竹石は前回5位(1時間12分49秒)だが、終盤に脚を攣りながらまとめた記録になる。

 今季は出雲駅伝の最終6区を区間2位と好走するなど、力をつけており、原晋監督は「4代目・山の神になれる」と期待している。服部も前回は脚がつるアクシデントがありながら、区間7位(1時間13分01秒)と好走。10位から6位に順位を押し上げている。
 前回の区間8位は帝京大・平田幸四郎(3年)で1時間14分09秒。服部と1分以上もタイム差があった。前回経験者の「山の神」候補は服部までだろう。

 5区に登録された“山”未経験者では、東海大・西田壮志(2年)と國學院大・浦野雄平(3年)に注目したい。
 西田は両角速駅伝監督が自信を持っている選手で、「1時間12分前後」を想定している。全日本大学駅伝2位の東海大に「山の神」が降臨すれば、青学大の連覇を食い止め、初優勝の歓喜を味わうことができるはずだ。

 浦野は前回1区で区間2位。全日本大学駅伝でも2区で11人抜きを披露している。平地の実績は5区登録者でナンバー1といえるだろう。他にも1万m28分台で1年時に花の2区を経験している中央学大・高砂大地(3年)が5区に入っている。

 補欠登録にも“隠し玉”がいる可能性がある。要注意は大東大だ。
 大久保陸人(4年)は5区で4年連続区間賞の偉業を果たした“山男”大久保初男を父に持つ選手。前回は直前の故障で出番はなかったが、「山の大東」の“DNA”を引き継ぐ大久保が出走すれば話題になるだろう。大東大は5区で2度の区間賞を獲得している奈良修監督の長男・凌介(3年)も補欠登録。1年時に5区を走り、区間19位に沈んでいるが、“奈良ジュニア”の再挑戦もあるかもしれない。

 前回1時間11分44秒で区間賞を獲得した青木はノーマークに近かった。坪田智夫監督は密かに自信を持っていたが、本人は「1時間13分くらいかな」と思っていたほどだ。5区は平地区間と違い、実際に走ってみないとタイムを計算するのは難しい。ヒーローがどこから登場するのか、非常に楽しみだ。

(文責・酒井政人/スポーツライター)

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最終更新:2018/12/30(日) 6:16
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