ここから本文です

海外メディアはメイウェザー対天心139秒TKO勝利を酷評「馬鹿馬鹿しい」「茶番」

1/1(火) 8:07配信

THE PAGE

ボクシングの元5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(41、アメリカ)が31日、さいたまスーパーアリーナで行われた格闘イベント「RIZIN.14」で、天才キックボクサー、那須川天心(20、TARGET/Cygames)と3分3ラウンドのボクシングルールによるエキシビションマッチを戦い、3度のダウンを奪って1回2分19秒でTKO勝利した試合は海外メディアでも大きく取り扱われた。

 米国のスポーツ専門メディアのESPNは「メイウェザー対天心は『馬鹿馬鹿しいイベント』」との見出し記事を発信。

「もし本当のボクシングマッチに向けて整えるいつものような究極のコンディションとはとても言えない41歳のメイウェザーが、20歳のボクシング未経験選手をわずか2分余りで負かすエンターテインメントを見せたとすれば、おめでとう、と言うしかない。(それはそれで)もしかしたら私たちを楽しませてくれたかもしれない」との印象を記した。

 そして「実際のところ、すべては、露骨で決まりが悪く、時折、ほとんど舞台化されていたようにも見えた。つまりメイウェザーが何もせずに金を受け取ることに対して、誰も非難すべきでないということだ」と、皮肉を込めて簡単に天心を片付けた試合を伝えた。

 ただ「(ファンが)このイベントでメイウェザーが那須川に襲いかかるところを見るために金を支払ったのであれば、その価値があっただろう」との見解を記した上で、「もう一度言うが、誰もメイウェザーが金を得ることを非難すべきではない。彼は、このイベントで徹底的に演じて見せた。『U$A』と飾りが入った野球帽をかぶり、片足に彼の写真、もう一方に紙幣のイメージが入ったトランクスに身を包んでリングに入った」と入場時の様子を紹介。

 続けて「メイウェザーがかわいそうな那須川を殴ると、アナウンサーは、この戦いがまるで世紀の一戦で、すばらしいメイウェザーがどのように小さな対戦相手を倒すのかをしゃべり立てていた。彼らは(プロレス団体の)WWEの典型的な放送をも超えていた。まるでメイウェザーが同じ夜にシュガー・レイ・ロビンソンやシュガー・レイ・レナードを倒してしまったかのようだった」と、テレビ中継の内容が、エキシビションとも思えぬほどに大掛かりで誇大宣伝されたものだったことを伝えた。

 さらに試合後の両選手の様子にも触れ、「那須川が両手を2人の男に抱えられ、彼のガウンで顔を隠して控室へ歩いて戻る、ちょうど前、このばかげたイベントでメイウェザーは少なくとも王道を歩んでいた」と描写。

「天心に感謝したい。これはすべてエンターテインメントだ。これは自分の戦績には残らない。天心の戦績にもだ。天心は、まだ無敗。自分もまだ無敗。これは皆さんのためのエンターテインメントだ」

「自分はまだ引退選手。ボクシングに戻りたくはない。だけど、これは日本でファンを楽しませるためにやったんだ。彼らは日本でこれを実現させたくて、だから自分もそうしようと言ったんだ。だからもう一度言うが、自分は引退している。50勝0敗だ。天心はまだ無敗。彼はまだ真のチャンピオンだ。天心は凄いファイターで偉大なチャンピオン。世界中のファンには天心を応援してほしい。彼は素晴らしい男でファイターだ。彼は偉大なチャンピオンだ」と、自身の引退を強調すると共に那須川を称えるメイウェザーのコメントが長々と掲載された。

  記事は、「もしかしたらメイウェザーは少しばかりの企みをもってお世辞を並べたのかも。那須川にボクシングの才能がゼロだと見せつけ、自らはボクシングからは引退したままでいる。おそらく今後もメイウェザーは真剣にトレーニングをせずに何百万ドルと稼ぎアリーナには遅れて現れ、数分間の戦いの動きをすることで金を手に入れるだろう。ただし、これらの茶番劇に、もう一度、実際に金を払う人がいるとすればだが」と、批判的な内容で締めくくられている。

1/2ページ

最終更新:1/1(火) 16:18
THE PAGE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事