ここから本文です

“SNS断ち”で飛躍した広島・大瀬良 2019年の目標は「沢村賞」

1/3(木) 16:54配信

東スポWeb

 広島の大瀬良大地投手(27)が、2019年シーズンの大目標を掲げた。狙うはずばり沢村賞だ。巨人・菅野が2年連続で獲得しているが「全員がゼロからのスタートになる」と投手最高峰のタイトル取りへ意欲を見せている。昨季はリーグ最多勝(15勝)と勝率1位(6割8分2厘)の2冠を手にし、球団初のリーグ3連覇に貢献。好成績につなげた舞台裏での“SNS断ち”エピソードも明かした。

 昨季リーグ3連覇の立役者として先発ローテーションを守り抜いた大瀬良は勝利数、勝率以外にも防御率(2・62)、投球回数(182回)、奪三振数(159)で自己最高の数字を記録した。

 過去にはルーキーイヤーの2014年と17年にいずれも10勝をマークしたものの、周囲からの評価は「物足りない」といったものばかりだった。

 大瀬良自身にもそうした厳しい声は届いており「2桁勝って規定(投球回)に乗るというところを求められているわけではないんだなと。そこで『よくやった』なんて言われるより、逆に発奮材料にして、まぁ今に見てろという気持ちになった」と闘志を燃やして臨んだシーズンだった。

 2段モーション解禁やフォーム変更など、力強い投球を求めて努力を続けてきた右腕。私生活ではインスタグラムの使用をやめた。インスタグラムは写真を共有できるSNSで、選手同士の食事会やプライベートな一面を公開し、ファンサービスの手段として活用する選手も多い。ただ一方でファンからの容赦ないバッシングが直接届くこともある。

「シーズン中に気に障るようなことがあるとすれば、やる必要はないかと。打たれたら心に刺さる言葉もコメントで寄せられたし、ファンがそのような思いを抱くのは当然のこと。それを背負って結果を残すのもプロだけど、遮断してなくすのも一つの手だと考えた」

 ファンや周囲の苦言をシャットアウト。「どうパフォーマンスに影響したか分からないけど、少なからず関係したかも」とプラスにつなげた。

 こうした多くの取り組みが功を奏して飛躍のシーズンとなったが、昨季の成績を一過性のものにするわけにはいかない。昨季について「完璧と言い切れる試合を思い出せないから、おそらくなかったんじゃないかな」と話すように、満点投球までにはまだ課題があるという。「そこ(課題)を潰していって、もっといい成績を残せるようにしていかないといけない」と前を見据える。

 視線の先には投手最高峰のタイトルがある。2年連続で巨人・菅野が獲得している沢村賞だ。昨季は勝利数では並んだものの、試合数、防御率、完投数、投球回数、奪三振数の6部門で“完敗”した。それでも「今季はまた全員が平等にゼロからのスタートになる。投手として最高の賞だし、目指してやっていきたいところ」とナンバーワン投手の称号を手にする意気込みを見せる。

「個人として昨季のような数字を続けて出すことが重要。すごく険しい道のりだと思うけど、その先に本当の意味でのエースと呼ばれる存在になるんだと思う」とキッパリ。今季も先発陣の大黒柱としてマウンドに立ち続ける。

最終更新:1/3(木) 17:05
東スポWeb

あなたにおすすめの記事