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その仕事に何の意味があるんですか?と20代が聞く理由

1/3(木) 11:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

超少子高齢社会の日本では、職場から社会から20代が減っている。

1990年には4割だった日本の30歳未満人口は、現在3割を切っている。職場でも「希少な若手」な存在ゆえ、辞めてもらっては困る。とはいえ「上の言うことは絶対」教育を受けた世代から見ると、厳しい上下関係やしっ責を嫌う20代の扱いは、時に悩みの種。

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「理不尽な指示は従えない」という若手に対し、いくら若手不足とはいえ「20代の主張をいちいち聞いていてはまるで過保護な(中国の)一人っ子政策だ」という先輩世代の声も。現代の理想の若手育成とは。

「やれ」と言われていない仕事でなぜ怒る?

「一言一句メモれ」「先輩のスケジュールは全て把握して、資料を用意しておくべし」「仕事は言われる前に察してやっておくのが当然」

都内のIT企業勤務の翔太さん(28、仮名)は入社してすぐ、営業職に配属された。同じチームの男性の先輩(33)の“仕事の流儀”に、どうしても違和感がぬぐえなかった。先輩は元ラガーマン。30代前半とはいえ、若手の育成はスパルタ方式を信じている。

「やれと言われた仕事をやっていなくて叱られるのはわかります。でも、やれとも言われていない仕事をやっていなくて、どうして責められるのか」

翔太さんは、納得がいかなかったという。

目的共有とメリットなければ次へ

「例えば何かの進捗管理の仕事の場合、それをやる意味やメリットを考えずに、ただやれ、姿勢をみせろ、と。本人だって、その意味や目的をわかっていないなと思うと、正直、気持ちは離れますね。上の世代に希望をもてない」

もちろん、身近な年上である30代が全てスパルタなわけではない。ただ、「本当の意味で仕事を教えてくれる人がいない」と感じてきた。

というのも「40代以上のスパルタ育ちに憧れてそれにならう、ラガーマン先輩のような人が3割。あとの7割は『ググれば?』という放置型」なのだという。

管理職世代と自分たち20代をつなぐ「身近で教えてくれる先輩」「親身になってくれる先輩」層の薄さを実感している。

「僕ら世代は、目的共有とメリット提示がなければ、次に行きます。部署異動の希望を出すとか、転職するとかです」

翔太さんも実際、人事部に相談をし、今年からは営業を離れ開発部門を担当している。

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