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まずは小麦粉が…2019年春の値上げラッシュが家計を直撃する

1/4(金) 15:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ただでさえ家計が苦しい庶民は、さらに生活が苦しくなりそうだ。今年は春先から「値上げラッシュ」が到来するからだ。価格高騰がサラリーマンのサイフを直撃するのは必至だ。

 まずは、「粉もん」だ。焼きそばやうどんの原料である小麦粉は、米国やオーストラリアでの不作を背景に、価格が上昇している。製粉大手の昭和産業は、4日出荷分から、家庭用小麦粉の価格を1~3%値上げした。「マルちゃん」ブランドで焼きそばなどを販売する東洋水産や、日清食品チルドもこの4月からチルド麺やギョーザなどの冷凍冷蔵食品の価格を最大9%上げる方針だ。

■清涼飲料水にも値上げの波が

 アイスクリームでは、ロッテや森永乳業、明治、江崎グリコが、生乳の値上げなどを理由に、3月出荷分から主力製品を数十円、一斉値上げすることを決めている。かまぼこなどの練りモノ製品は、日本水産がすり身製品を3月出荷分から最大10%、紀文食品も同月分から15%値上げする。

 清涼飲料水にも値上げの波が押し寄せている。飲料最大手のコカ・コーラボトラーズジャパンは、4月からコーラを含む大型ペットボトル飲料を6~10%値上げする見込み。値上げは27年ぶりのことで、「業界トップが値上げに踏み切ることで、同業他社に波及する恐れがある」(業界関係者)という。

 給料が上がらなくても、何とか庶民が生活できたのはある意味、デフレで商品価格が下落していたからだ。それだけに、あらゆる食品の価格が上がっては死活問題だ。経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう言う。

「ここ数年、原材料や物流コストがジワジワと上がってきています。加えて、光熱水費や商品の容器代も高騰している。各社はなるべく価格転嫁しないよう、これまで『我慢』してきましたが、ついに値上げせざるを得なくなってしまったのでしょう。政府がいくら『賃上げ』の大号令をかけても、給与は上がっていない。国民の生活は苦しくなるばかりです」

 10月には消費増税を控える。“便乗値上げ”なんてことになれば、目も当てられない。

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