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2025大阪万博、うめきた・中之島との連携構想

1/5(土) 9:25配信

産経新聞

 55年ぶりに大阪で開催されることが決まった2025年国際博覧会(万博)の期間中、大阪府市などが会場予定地の人工島・夢(ゆめ)洲(しま)(大阪市此花区)と、最先端医療や産業創出をテーマに整備する同市北区の2拠点を連携させ、来場者が回遊できるような仕組みを構想していることが4日、分かった。吉村洋文市長は産経新聞の取材に「万博と理念が共通する部分があり、関連エリアとして世界中から人を呼び込みたい」と語り、広範囲に“万博効果”を波及させて大阪全体の活性化につなげる狙いだ。

 万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。貧困や少子高齢化、環境問題といったグローバルな課題を解決するため、世界中からアイデアや技術を集める「実験場」とすることを目指す。大阪・関西の強みである再生医療や創薬分野の知見も生かされる予定だ。

 一方、関連エリアとして連携が構想されているのがJR大阪駅北側に広がる再開発地区「うめきた2期」(同市北区)と、同じ北区内の中之島地区に展開される「未来医療国際拠点」の2カ所。

 うめきた2期は、関西最後の一等地ともいわれる約16ヘクタールの敷地に本格的な緑地を整備。周囲にイノベーション(技術革新)施設や国際会議場を設置する計画で、24年夏のまちびらきを目指している。

 未来医療国際拠点は、中之島の約8600平方メートルに産学連携の研究施設や病院などを集積させ、ゲノム(遺伝子)医療や人工知能(AI)などを活用した最先端医療の産業化を目指す。21年度以降の開設を見越し、開発が進んでいる。

 いずれも大阪府市と経済界などによる一大プロジェクトだが、25年万博開催が決まったことで、命や生活、新産業創出などテーマが共通する2拠点の存在感が高まっていくことが予想され、吉村市長は「(万博会場と2拠点が)トライアングルになって連携する可能性は十分ある」と期待。今後、万博の計画が具体化していくのに合わせ、両拠点を何らかの形で万博に参画させる意向だ。

最終更新:1/5(土) 9:25
産経新聞

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