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アフガン、選挙めぐる混乱続く=不正訴え続出、大統領選は延期

1/6(日) 18:40配信

時事通信

 【ニューデリー時事】アフガニスタンでは昨年10月、8年ぶりの下院選が実施され、今年はガニ大統領の5年の任期満了に伴う大統領選が行われる予定だ。

 だが、下院選は不正の訴えが続出して今も結果が確定せず、大統領選も公正さや治安の確保が難しいことを理由に3カ月先延ばしされるなど混乱が続いている。

 選管は昨年12月30日、大統領選を当初予定の今年4月から3カ月延期し、7月20日に実施すると発表した。選管当局者は記者会見で「治安や選挙物資の運搬の面で問題がある」と指摘した。

 昨年10月20日に実施された下院選をめぐっては、有権者登録所や選挙集会、投票所へのテロが多発。死者は計100人超に達した。

 アフガン政府の後ろ盾の米国は昨年7月以降、テロを続ける反政府勢力タリバンの代表団と複数回会談。タリバンを和平プロセスに参加させることで治安改善を狙う。大統領選延期も、タリバンとの協議を優先するため米国がアフガン政府に働き掛けたと報じられている。

 タリバンは政府機関や治安部隊への攻撃の手を緩めていない。トランプ政権がアフガン駐留米軍を半減させる方針が報じられる中、大統領選を前に治安改善が進むかは不透明だ。

 「物資運搬」は選挙の公正さ確保に直結する問題だ。下院選では、身元確認用の生体認証装置が投票所に届かないケースが続出。確認が不十分なまま投票が行われた疑いがある。

 下院選の最終結果は昨年12月20日に発表予定だったが、不正を指摘する声が全土で上がっているため先延ばしされている。選管は今月5日、5000件超の苦情が寄せられた首都のあるカブール州で票の再集計を行う可能性を示唆。結果発表はさらに遅れるとみられる。 

最終更新:1/7(月) 13:44
時事通信

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