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川内 プロ元年の今年を「挑」と表現 フルタイムランナーで「伸びしろしかないです」

1/7(月) 17:06配信

スポニチアネックス

 公務員ランナー川内優輝(32=埼玉県庁)が7日、香港で行われた今年初レースを終えて羽田空港に帰国した。4月にプロ転向を控える川内は今年を「挑」という漢字一文字で表現。「今までやったことのないことに挑戦する。伸びしろしかないです」とやる気に満ちていた。

 プロ元年を迎えた川内は燃えていた。これまでは9時間のフルタイム勤務後に空港に直行して深夜便で海外レースに向かうなど無茶苦茶な日程を組んで負担もあったというが、それもプロ転向でなくなる。「(プロ転向への)準備も着々と進んでいます。フルタイム勤務から、4月からはフルタイムで陸上に時間を費やせる。どのくらいレベルアップできるのか、ある意味ワクワクしています」。

 長期合宿が組めるのも利点の一つだ。公務員時代は長期合宿は夢のまた夢。学生時代の夏合宿でも最長で9泊10日程度だったというが、今夏には7月下旬ごろから北海道釧路で約1カ月の合宿を予定しているという。「箱根強豪校ならそのくらいやっているが、私はやったことがない。涼しいところで30日合宿したら、秋以降にどうなるか興味がありますね」。今夏は猛暑の中で練習を繰り返した結果、秋以降に調子を崩しただけに「レベルアップが楽しみ」と話した。

 香港では今回が第1回大会という楽華100分ハーフマラソンに出場。空港では川内の自画像が描かれた横断幕を携えた主催者による熱烈な歓迎を受けた。スケジュールも川内が参加できるように日程を組み、川内のための大会のようだったという。気温18度で湿度も高かったというレースの結果はトップと11秒差の1時間6分7秒で2位。「優勝できなくて申し訳ない気持ちだが、みんな喜んでくれた。サイン攻めにもあったし、1年の始まりとしてはとても楽しいレースでした」と振り返った。

 プロ転向後の初戦には優勝したことで川内を世界的に有名にしたボストンマラソン(4月、米国)を見据えている。「4月だとプロ転向してすぐなので飛躍的な力のアップは無いと思う。ただ、公務員を辞めて3週間くらいフルタイムランナーになってボストンで強くなってたら、やばいですよね」。早朝便で疲労感が残る中でも、将来を語る川内の目は燃えたぎっていた。

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