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300交差点に警官配置 休み明け運転、緊張感を

1/7(月) 12:59配信

産経新聞

 大阪府警は7日、府内の交通量の多い交差点など計約300カ所に警察官を配置し、車両や歩行者への交通指導を始めた。正月休み明けには事故が起こりやすいため、警察官の姿を見せることでドライバーらに緊張感を持ってもらう狙い。11日までの午前9時~午後5時、府内の警察署の交通課員ら計約1900人を総動員する異例の警戒態勢を敷く。

 大阪市中央区の谷町3丁目交差点では、東署員2人が交差点内に立ち、警笛を鳴らすなどして通行車両に安全運転を促し、歩行者を誘導。つえをついた高齢者と一緒に横断歩道を渡る場面も見られた。

 府警などによると、昨年1年間の全国の交通事故死者数は3532人で、統計のある昭和23年以降最少。府内の死者数は147人で前年から3人少なく、負傷者数も6・4%減った。ただ、65歳以上の高齢者の死者数は67人で前年から1人増加。二輪車の死者数は前年より7人多い53人で全体の約4割を占めた。

 12月には、前年比9人増の22人が死亡。13日からの1週間で9人が亡くなるなどし、府交通対策協議会(会長・松井一郎府知事)が「交通死亡事故多発警報」を出す事態となった。

 23日正午過ぎには、大阪市港区の国道交差点で、乗用車やミニバイクが絡む事故が発生。ミニバイクの40代の男性が死亡するなど、幹線道路での事故も目立った。

 府内では平成20年以降の10年間で、1年のうち交通事故死者数が最多だった月が1月と12月で計7回を占めるというデータがある。明確な理由は分からないが、年末年始の長期休暇などもあり、ドライバーや歩行者の気が緩みがちになるとの見方もある。

 このため、大阪中央環状線(堺市~池田市)や国道26号(大阪市~和歌山市)など、府下で交通事故が多発している幹線道路を中心に約300カ所の交差点を選定。警察官が直接、ドライバーらに注意を呼びかけることを決めた。

 府警交通指導課は「交通死亡事故の多発に危機感を持っている。警察官総動員で府民に交通安全を促したい」としている。

最終更新:1/7(月) 12:59
産経新聞

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