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英語成績提供システム、大学入試センターが概要公開

1/8(火) 13:15配信

リセマム

 大学入試センターは2019年1月7日、「『大学入試英語成績提供システム』の概要」を公開した。成績提供システムや共通IDについて、現時点での検討・準備状況をまとめたもの。2018年12月28日付で高校や大学に通知された。

大学入試英語成績提供システム

 2020年度から大学入試センター試験に代わって実施される大学入学共通テストでは、大学入試センターが民間の英語4技能試験の結果を各大学に電子データーで提供する。概要では、成績提供システムの役割や必要性、活用する利点などを掲載している。

 成績提供システムは、受験生と大学入試センター間の「英語成績データ確認システム(仮称)」、試験実施主体と大学入試センター間の「成績受理システム(仮称)」、大学と大学入試センター間の「成績提供システム」から構築される。「英語成績データ確認システム(仮称)」では、受験生に関する情報(共通ID、氏名、住所など)を管理するとともに、資格・検定試験の成績情報が大学入試センターに集約され、大学に提供可能な状態となっていることを確認できるようにするという。

 共通IDは個人ごとに発行される。重複発行を防ぐため、申込時の本人確認書類として、高校等在学者は「在学証明書」、既卒者や高等学校専門学校の在学者、高等学校卒業程度認定試験の合格者・見込みの者などは、住民票と在留証明などを提出。なお、高校等在学者については、現行のセンター試験の出願時と同様に、在学校で一括して証明するため、申込者本人からの書類提出は不要となる。共通IDの発行に係る申込者本人からの費用の徴収は行わない予定。

 共通IDの申込みや発行に関する具体的な手順は、今後、大学入試センターが「共通ID発行申込案内(仮称)」「共通ID発行取りまとめ要領(仮称)」などの手引きを作成予定となっている。また、大学入学共通テストの出願時に、共通ID申込時の項目と共通の項目については、志願票への記入を省略できるようにするなど、共通IDの活用による負担軽減についても検討しているという。

 発行時期について、高校等在学者は、高校2年生(修業年限3年の場合)の11月ごろにおおむね2~3週間程度の申込期間を設けて受け付け、12月~1月ごろをめどに発行することを想定。ただし、2019年度に限り、高校2年生に加え、高校3年生についても在籍校で一括して申し込めるようにすることを検討している。成績提供システムの運用開始の前年度である2019年度末卒業生は、2020年度に大学を受験する可能性があるため。共通IDの有効期間は2年間を予定している。

 そのほか、共通IDや成績提供の仕組みなど、受検生からの問い合わせに対応するため、大学入試センターにコールセンター(ヘルプデスク)を2019年度の秋ごろに開設するよう検討し、準備を進めていく考え。検討・準備状況は随時公表するとともに、各高校などには「共通ID発行申込案内(仮称)」「共通ID発行取りまとめ要領(仮称)」、大学には「成績提供要領(仮称)」の手引きなどを作成し、通知する予定だという。

《リセマム 黄金崎綾乃》

最終更新:1/8(火) 13:15
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