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「いだてん」主人公が作った駅伝 大会運営者が明かす「裏事情」生き物みたいな車列、交通規制どうする!?

1/13(日) 7:00配信

withnews

 NHK大河ドラマ「いだてん」が始まりました。主人公の金栗四三(かなくり・しそう)は、日本人初の五輪選手として知られていますが、駅伝の「生みの親」でもあります。日本ならではのスポーツ、駅伝。その歴史と、大会運営の裏側をご紹介します。(桶谷和宏)

【画像】駅伝の監督車に潜入! 本音飛び交う車内、叫び声も次第に大きくなり、ついに……

「学生三大駅伝」とは?

 日本の「学生三大駅伝」といえば、箱根、出雲、全日本です。

 まず箱根。正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」と言います。日本人初のオリンピアン金栗四三らがマラソン選手育成のアメリカ大陸横断を構想し、その予選として企画された大会と言われています。

 マラソンを想定しているためなのか、区間数も、距離も長いのが特徴です。

 そして、2019年1月で95回となり3つの大会で一番歴史を重ねている大会です。いわば“駅伝競走”という競技を始め、駅伝文化を作ってきた大会と言えるでしょう。

 主催は関東学生陸上競技連盟で、同連盟に登録している選手のみ参加が可能な大会です。つまりは箱根に出るには関東の大学に行くしかないということになります。東京・大手町から箱根・芦ノ湖間を2日間かけ往復10区間217.1kmで実施されています。

 出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)は、出雲市が企画・誘致を行い平成元年に始まった選抜大会です。全国各地の学連から推薦された大学や選抜チームが、“神在月”に学生三大駅伝開幕レースを戦います。区間数、距離ともに一番短い大会で「スピード駅伝」として知られていると思います。出雲市内の6区間45.1kmで実施されています。

ラーメン屋で生まれた大会

 全日本(全日本大学駅伝対校選手権大会)は、区間数、距離、開催日、歴史の長さなどが箱根と出雲の間という形の大会です。

 全国各地で開催される選考会と呼ばれる予選を勝ち抜いた大学が、その年の日本一を決める選手権大会という位置づけです。名古屋・熱田神宮から伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間106.8kmで実施しています。キャッチコピーは「伊勢で決まる、日本一」。

 アメリカ大陸横断の構想から箱根が生まれたのに対し、全日本はラーメン屋で生まれた大会だと言われています。

 朝日新聞名古屋本社の印刷再開20年を記念して、1970年に第1回大会が開かれました。当時の朝日新聞名古屋本社の関係者が、同僚と会社近くのラーメン屋で印刷再開20年記念事業について話をしている際、箱根駅伝は関東の大学しか出られず、なおかつ大学駅伝の選手権大会(全国大会)がないことに注目し、「全国大会をやろう!」となったそうです。

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最終更新:1/13(日) 13:01
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