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繁華街も悲しむ“球界の夜王”長野移籍「巨人さんは東京の損失だって分かっているの?」

1/8(火) 11:01配信

東スポWeb

 巨人がFAで獲得した丸佳浩外野手(29)の人的補償として、広島に長野久義外野手(34)が移籍することが7日、両球団から発表された。巨人は炭谷銀仁朗捕手(31)の人的補償で内海哲也投手(36)が西武に移籍したのに続き、生え抜きスターの流出にナインは絶句。今オフ最大の衝撃はG党の悲鳴をのみ込み、首都・東京の街全体にまで広がっている。

 年明けの球界はサプライズで幕を開けた。年をまたいで注目されていた人的補償問題の答えは、まさかの長野。広島からの連絡を受け、7日午前中に本人へ通達された。

 両球団から正式発表されると、長野は球団を通じ「3連覇している強い広島カープに選んでいただけたことは選手冥利に尽きます」とコメント。律義な男らしく球団内外に感謝を述べ、「ジャイアンツと対戦することを楽しみにしています」と前向きな言葉で結んだ。

 一方、編成本部長を兼ねる石井球団社長は「チーム変化の時期とはいえ、内海選手に続き、チームの顔として活躍してくれた長野選手を送り出すのは、断腸の思いです」。ただ内海の際のように、将来的な復帰を望むコメントは差し控えた。

 自分のことは常にそっちのけな長野の性格からすれば、再び人的補償問題が立ち上がる来季のFA権行使は考えにくい。骨をうずめる気持ちで赤いユニホームに袖を通すだろう。ジャイアンツ球場で取材に応じた亀井は「僕の中で最大のライバル。やっぱり寂しいですね…」と落胆。本紙の一報に驚いて連絡してきた選手やスタッフは、事実と知るや皆、絶句した。

 阿部が主将を退いてからは後輩の坂本勇を支え、実質チームを陰でまとめてきたのが長野だった。現在は自主トレ先の米国に滞在中だが、帰国後にはナインを集めて内海の送別会も企画していた。長野にかわいがられた後輩は「内海さんと長野さんは、絶対に出してはいけない2人。まさか、こんなことになるなんて…」と声を落とした。

 背番号7が東京を去る。その波紋は球界を超えて首都全体にまで広がっている。六本木、西麻布の会員制ラウンジ…、白金、表参道、外苑前のイタリアン…。最も衝撃を受けているのが長野が庭としてきたエリアだ。“ナイト”“港区選手”など数々の異名を取る球界随一の夜王は、東京の街々を華麗に渡り歩き、億単位のカネを落としてきた。

 港区のあるラウンジスタッフは「野球選手ではなくても長野さんほどスマートに飲める人はいません。あんなイイ男を流川(広島一の繁華街)に獲られてしまうのは…。巨人さんは“東京の損失”だってことを分かっているの?」と詰め寄ってきたほどだった。

 巨人の編成担当を務める大塚球団副代表は「若手に切り替えているから、まさかベテランを獲るとは…。ショックです」と話し、本人通達の際には「すごい思いでウチに入ったのに申し訳ない」と謝罪したことを明かしたが…。

 新年早々の電撃発表に声を失う首都・東京。巨人はいち野球選手の枠を超えた大きな男を失った。

最終更新:1/8(火) 12:31
東スポWeb

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