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最近よく見る!自転車のシェアリングが広がるワケ

1/8(火) 18:20配信

ファイナンシャルフィールド

「シェアリング・エコノミー」という言葉を最近よく見聞きします。

これは、“典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスであり、貸主は遊休資産の活用による収入、借主は所有することなく利用ができるというメリットがある”ものです。

「シェアリング」する対象はたくさん。そして「自転車」だって……

シェアリングする対象は多様ですが、主なところは【空間(場所)、モノ、移動(乗り物)、スキル、おカネ】の5つであり、スマホやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及にも助けられて、市場も大きく拡大しているようです。

このうち【移動(乗り物)】に目を向けると、トヨタがソフトバンクと提携して、クルマのシェアリングなどに本格参入する方向にあることや、ニッポンレンタカーの24時間営業体制中止などが、これまで報じられています。

クルマのような高価な耐久消費財でも、シェアリングのトレンドが進み、利用時間や管理体制もレンタカー(中長時間・有人)からカーシェアリング(短時間・無人)へと短縮細分化・無人化が進展する時代です。

そして、もっと身近な移動手段の自転車でも、その動きは進んでいます。

自転車のシュアリングと聞くと、観光地などで数時間単位で利用する「レンタサイクル」がまず思い浮かびますが、もっと日常的な空間で時間や距離もさらに短めに利用する「シェアサイクル」が都市部から普及し始めているのです。※

「シェアサイクル」の現状

その特徴などを見てみましょう。

<特徴やレンタサイクルとの違い>
・店舗は原則なく、複数の駐輪拠点(サイクルポート)で貸出・返却(乗り捨て可能)を自由に利用できる。
・料金精算や予約・貸出・返却の管理は原則として無人(機械)で、携帯電話(スマホ)・交通系ICカード・クレジットカードなどのツールを活用して行われることが多い。
・会員登録しておけば、通勤・通学・買い物などの「ちょい乗り」が手軽にできる。

<メリット>
・手軽に乗り降り(乗り捨て)利用できる。
・タクシー利用などに比べてコストが安い。
・環境面でやさしく、交通渋滞などを気にせず移動できる。
・自分で自転車を保有する場合に比べて、初期投資や維持費用がかからず、駐輪スペースの確保も不要。

<デメリット>
・雨天時には利用しにくい。
・多人数が同時に移動することには向かない。
・あらかじめ会員登録しておく手間がある(その都度一時利用できる場合もあり)。
・駐輪拠点まで出向く必要があり、利用する人の通勤通学圏や、生活圏のすぐ近くに、拠点があるとは限らない。
・いつでも必ず自転車が用意されているとは限らない。

このようなシェアサイクルですが、今のところの普及概況は次のとおりです。

(1)取り扱い業者と、自治体が連携するケースも多
・例えば「ドコモ・バイクシェア」(NTTドコモ系)では、東京都の千代田区・中央区・港区ほか、23区中10区のエリアで実証実験としてサービスを提供しています。そのうちの9区では、広域相互利用が可能(どこでも借りたり返却できる)です。
・また、台東区では「HELLO CYCLING」(ソフトバンク系)で導入実験を開始しています。
・横浜市、仙台市、京都市、大阪市、福岡市ほかの大都市、その他の地方都市や観光地などでも導入の動きが広がっています。

(2)さまざまな業種から参入している
・上記の2社のほか、「PiPPA(ピッパ)」(大和ハウス・京阪電鉄ほか系)、「Mobike(モバイク)」(中国系、世界最大手)、「COGICOGI (コギコギ)」(ベンチャー系)、「メルチャリ」(メルカリ系)などがあげられます。
・中央線の武蔵境駅~国立駅沿線に展開する「Suicle(スイクル)」(JR東日本系)など地域特化型もあります。

(3)料金イメージ
・取り扱い業者や、エリアによって幅がありますが、例えば上記(1)の港区では次のとおりとなっています(連携するほかの区でも同一料金)。

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最終更新:1/8(火) 18:20
ファイナンシャルフィールド

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