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はやぶさ2の合運用が終了 JAXA会見(全文1)2月18日の週に1回目のタッチダウン

1/8(火) 20:02配信

THE PAGE

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、記者会見を行い、合運用が終了した小惑星探査機「はやぶさ2」の現状や、小惑星「リュウグウ」地形名称の国際天文学連への申請状況などについて説明した。

【動画】「はやぶさ2」によるリュウグウ観測状況は? JAXAが会見

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「はやぶさ2」によるリュウグウ観測状況は? JAXAが会見」に対応しております。

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登壇者の紹介

司会:本日は説明会にお集まりいただき、ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。定刻になりましたので小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会、年明けで第1回目となります。を開催させていただきます。

 まず初めに登壇者の紹介をいたします。皆さまより向かって右手から、JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチームミッションマネジャ、吉川真。

吉川:よろしくお願いします。

司会:続きましてJAXA宇宙科学研究所研究総主幹、久保田孝。

久保田:よろしくお願いします。

司会:最後にJAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム研究開発員、野口里奈。

野口:よろしくお願いします。

司会:本日の登壇者は3名でございます。本日司会進行を担当いたします、広報部報道メディア課、永松愛子です。どうぞよろしくお願いいたします。それでは登壇者より小惑星探査機「はやぶさ2」の現状について説明をさせていただきます。お願いいたします。

「はやぶさ2」合運用時の説明

吉川:はい。ではあらためまして本年もよろしくお願いいたします。では資料に基づきまして「はやぶさ2」のご説明をいたします。ちょっとお待ちください。プロジェクターと接続ができないみたいです。ちょっと今、プロジェクターのほうが出ないようなので、なんか出ないんですよ。ちょっとお願いします。ちょっと今、すいません。資料のほうで先に行きたいと思います。

 まず最初に、じゃあちょっと入れてよろしいですか。はい。表紙をめくっていただきまして、今日の内容なのですが、今日は大きく3つのご報告をしたいと思います。合運用の結果と、それからタッチダウンに向けた検討の状況と。さらにリュウグウ表面の地名ということになります。あ、すいません、今出ました。はい、では画面のほうでも出していきたいと思います。

 目次ですね。これは3ページ目なんですが、今日はこのような内容でお話ししていきたいと思います。早速次の4ページ目からですけれども、これはいつものものですので省略いたします。あと5ページ目のミッションの流れもいつもの資料になっております。

 で、6ページ目です。前回の記者説明会からの進捗ですけれども、先月、12月は合運用ということで、このあと少し詳しくお話ししますが、探査機が、地球から見ると太陽方向に行ってしまうので、ちょっと特殊な運用をしていました。合運用は12月29日に終了していまして、現在は通常の運用をやっております。あと今月はBOX-B運用というものを幾つか予定しているのですが、これは今日の資料にはありませんけれども簡単にご説明しますと、BOX-Bというのはリュウグウからの距離は20キロメートルです。ホームポジションと同じ高さ。その距離を保って上下方向とか左右方向に少し移動するというものでして、来週、再来週ぐらいですかね。前回のBOX-Bのときは南極側を見たのですが、今回は北極側を見るということをやりたいと思っています。はい、これがBOX-B運用、一応、今月中の予定ということになります。

 はい、では次の合運用ですね。ご説明しますと、11月の23日から29日に掛けてが合運用の期間でして、この右側の図にありますように太陽を挟んでちょうど地球の位置とリュウグウの位置が反対側に来ます。つまり地球から見るとリュウグウが太陽方向に見えてしまうということで、太陽というのはそれ自体が電波を出していますし、太陽の前にプラズマがあって、電波の伝播を妨害するということがありますので、あまりクリティカルな運用はできない。つまり通信が途絶える可能性もあるということで、この時期は探査機を安全な軌道に置いておくということをやりました。

 この座標系が少しややこしいのですが、この左側の図ですね。ここにリュウグウがあって、この左側に太陽があるというような座標系で見ますと、このようなカーブを描いて戻ってくると。ここが20キロメートルの位置でして、ホームポジション。で。最大110キロメートルぐらいまでリュウグウから太陽方向に離れて探査機が戻ってきたということで、これが途中で通信が途絶えたとしても安全な軌道であるということになります。で、この赤い丸のところで微少な軌道修正をしていて合計4回あります。

 次のページに実績が書いてあるのですが、8ページですね。この4回の軌道制御をこの日付に行っていまして、それぞれ大きくても秒速14センチという加速ですね。スラスターで加速をしたと。この程度の加速で1カ月間安全な軌道に置いてあったということになります。右側の写真は、これは一番遠くですね。110キロメートルのところからONC-T、望遠のカメラで撮影をしたリュウグウということになります。これはご参考までと。

 あとさらに次のページなのですが、9ページです。ここが今回ビーコン運用というのをやったのでちょっとご紹介しますと、通常は探査機から来る電波を地上で受けて、そこには情報が乗っているわけですね。それをテレメトリと言いますけれども、その情報が取れなくなってしまう可能性があると。太陽による妨害によってですね。そのときにどうするかといいますと、電波の強弱ですね。電波を受けることができるので、電波の強い弱いということを受けることによって情報を得ようと。要するに0、1ですね。電波が強いところが0、弱いところが1だとしますと0、1という情報だけで探査機の内部情報を得ようというので、これをビーコン運用といいます。これを実際にやりまして、たった1バイトですね。8ビットの情報を伝送するのにだいたい10分間掛かっちゃうのですが、これをやることによって一応、一番重要な探査機の情報については得ることができました。

 今回はハイゲインアンテナを使っていたので、ほぼこの合期間とはいってもある程度のテレメトリは受けることができたんですが、一番探査機が太陽に近づいた12月の11日につきましては、テレメトリを全然得られなかったのですが、このビーコン運用によって最低限の情報を得ることができたということになります。

 右の図はSEP角と書いてありますが、地球から見て太陽と探査機が成す角で、これが一番小さくて0.5度にまで小さくなったわけですね。0.5度のときには通信が、テレメトリが取ることができなかった。ただビーコン運用は成立したということになります。以上、このように合運用は無事予定どおりに終了しました。では次、タッチダウンについてお願いします。

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最終更新:1/9(水) 20:21
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