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親子二人三脚で起業 程良い距離感、信頼できるビジネスパートナーに 一生働く!

1/9(水) 16:56配信

夕刊フジ

 【一生働く!】企業編・富士企画

 投資物件不動産を専門に扱う富士企画(東京都新宿区)は、6年前に新川義忠社長(46)と父の武夫会長(70)が二人三脚で起業した会社だ。親子による起業について聞いた。

 ■親子ならではの衝突を乗り越え

 義忠社長は同社を設立する以前、15年ほど投資物件の不動産を数多く扱っており、その道のスペシャリストだった。

 「会社を退職して、自らの力を試すため会社を興そうと思った時、父が持っていた宅建の資格を貸してほしくて、一緒に起業しないかと誘ったんです。でも、特に仲の良い親子ではなかったし、父との起業は本意ではなかったんです」と義忠社長は起業した当時を振り返る。

 武夫会長は銀行マンを経て系列の不動産会社に在籍した経緯から、宅地建物取引士をはじめファイナンシャルプランナー1級などの資格を保有し、相続関係の物件にも精通していた。

 投資物件専門の義忠社長と、さまざまな資格と豊富な知識を持ち、相続関係にも詳しい武夫会長がタッグを組めば、相乗効果で新たなビジネス展開が期待できた。

 だが、そこは親子ならではなのか、オフィスの間取りなどの些細(ささい)なことでもめることも多く、衝突ばかりしていた起業スタートだったという。

 ■父に学ぶ

 そんな、親子だからこそ起きるトラブル続きの会社設立。だが、現在では程良い距離感を保ちながら、信頼できるビジネスパートナーとして、なくてはならない関係になっている。

 「父に経理関係をすべて任せられるので本当に助かります。私は長年、販売の現場のみで経理関連には手を着けてこなかったので、少しずつ父から学びたいと思っています。やはり人生経験が多いぶん、交渉術もありますし、各種資格に裏打ちされた豊富な知識もあって頼りになります」(義忠社長)

 日々学ぶことが多く、武夫会長をまだまだ超えることはできないが、最近になってようやく感謝の気持ちを言えるようになってきたと話す義忠社長。自身の成長のためにも父には長生きしてほしいと願っている。(「オレンジ世代」取材班)

最終更新:1/9(水) 16:56
夕刊フジ

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