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スーツにダウンジャケットやリュックサックはマナー違反か

1/9(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 10年ほど前なら、ダウンジャケットは、ビジネスマナーにおいても、ファッション的なマナーにおいても、あまりおすすめできないものでした。

 ただ、最近の日本のビジネスファッションの常識はかなり大きく変化し、カジュアル化が進んでいます。会社としてカジュアルスタイルでの通勤を推奨している企業もあるほど。まずは、ご自分の会社の方針を確認し、社内で上司や同僚の方のビジネスファッションを観察してください。皆さんがダウンを着用され、リュックで通勤されているなら、それにならって問題ないと思います。

 ここでひとつ気になるのは、自社は良くても取引先ではどうだろう、ということ。

 はっきりと言われたわけではなくても、「この人はダウンジャケットをよく思わない気がする」と感じるようなら、その会社に行く時だけはウールのコートを着用する方がいいでしょう。毎回書いていますが、マナーは相手によって変わるもの。「相手に不快な思いをさせない」という気遣いを持つことが何よりも大切なのです。

 取引先訪問の際は、建物に入る前にコートを脱ぎ、手に持つ。このマナーを守っていたとしても、ダウンはかさが高いので、目立ちます。

 冬場に着用できるコートがダウンしかない。けれど、取引先の目が気になる。そんな場合は、ナイロン製で大きめのサブバッグをビジネスバッグの中に携帯しておく方法もあります。建物に入る前にダウンを脱ぎ、それをすっぽりとバッグの中に入れてファスナーを閉めれば、中は見えません。

 最近はダウンと一口で言っても、デザインの進化が目覚ましい。内側だけにダウンがあしらわれた、一見ダウンと分からないものもあります。リュックもそう。革製で、リュックとしてもビジネスバッグとしても使えるタイプだと、臨機応変に使えていいのではないでしょうか? これから購入される方は、参考になさってください。

▽西出ひろ子(にしで・ひろこ)収益を上げる“人財”や顧客満足度ナンバーワン企業を多数育成するマナー界のカリスマ。著書は国内外で85冊以上。

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