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【特集】静かなブームの予感「鼻笛」の魅力とは

1/9(水) 14:30配信

MBSニュース

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鼻息を使って音を出す笛「鼻笛」。おもちゃのようにも見える形をしていますが、いま本格的な楽器として密かに注目を集めています。

「鼻笛」じわじわ人気?

楽しげな音楽を奏でているメンバーたち。どこから音が出ているかというと、鼻に装着された楽器の「鼻笛」です。演奏しているのは、兵庫県尼崎市で活動する鼻笛サークル「阪神はなぶえ会 ぴーひゃら」のメンバーです。不思議な楽器を吹く大人たちに、通りすがりの子どもたちも思わず二度見します。

この日、フリーマーケットで阪神はなぶえ会は鼻笛の実演販売を行っていました。鼻笛は1つ1000円。作家が作った木彫りの1点ものは5000円というものも。代表の平井雅也さん(55)は鼻笛歴7年。鼻笛の最大の特徴は、誰でも簡単に演奏できることだと話します。

「ここ(鼻笛)に穴が2つ開いています。上の穴から息を下の穴に落としてやる。この細い隙間から空気が出るときに振動が生まれますんで、口の大きさで振動で増幅する」(平井雅也さん)

仕組みはこうです。鼻笛は鼻から出す息で音を出します。鼻と口に密着させ、鼻息を楽器に送り込みます。その際、口の中を大きくしたり小さくしたりすると音の高さを調節できます。記者も挑戦してみました。


「私は鼻笛はもとより音楽の素人ですが、教えてもらった通りやってみると…(ドレミ♪)このように口笛感覚で音を出すことができます」(記者)

鼻笛は遠くブラジルの民族楽器が起源といわれています。日本にも古くからおもちゃとして存在していましたが、10年ほど前に本格的に楽器として演奏され始めました。それがここへきて、じわじわと人気が出始めています。

鼻笛を通じて新たな出会いも

月に一度の鼻笛の練習会に伺いました。誰もが知っている懐かしの音楽をみんなで演奏します。平井さん率いる「阪神はなぶえ会」の会員は約40人、ここ数年で倍増したといいます。メンバーのほとんどが鼻笛歴1年未満。この日、初めて鼻笛を手にした人もいました。

(参加者)「鳴っているだけですわ」

中にはこんな参加者も…

(参加者)「私は視覚障がい者ですので楽譜を読めない。鼻笛は耳で聞いて、自分で音程を出してっていうことなので、できるんじゃないかなあと」

楽器を教える立場の平井さんも、鼻笛を通じて新たな出会いが広がっていることに喜びを感じています。

「私もこの年になって、こんなに友だちが増えるという経験をさせてもらうことはなかなかなかった。50も過ぎて友だちも減っていくばっかりやったのにね。一緒にみんなでワイワイやるのがありがたいですよね」(平井雅也さん)

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最終更新:1/9(水) 14:30
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