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きな粉・豆乳など5業種が「快晴」 2019年上期の食品市場天気予報

1/9(水) 20:00配信

日本食糧新聞

2019年上期の食品マーケットでは、引き続き健康と簡便性で特徴づけた商品が好調な動きを示しそうだ。日本食糧新聞が独自選定した102の食品カテゴリーのうち、上期に前年比3~7%増以上の成長が見込めそうな25業種から明確に浮かび上がるキーワードは、「健康」「機能性」「時短」「簡便」「即食性」など。今春の市場では4年ぶりの値上げラッシュなど消費に影響を及ぼしそうな要素も目立つが、これらのニーズを的確にとらえた商品の健闘が続きそうだ。

成長のキーワードは健康・機能性・時短・簡便・即食性

本紙が天気予報形式で占った食品カテゴリーのうち、前年比7%増以上の成長が期待できる快晴予報となったのは、きな粉、包装米飯、梅干し、豆乳、RTD(レディ・トゥ・ドリンク)アルコール飲料の5業種。

シニア層の増加や生活者の健康・美容意識の高まりなどを受け、昨今の健康関連商品はトレンドの移り変わりこそ激しいものの、食品消費の活性化を常にリードする位置付け。

きな粉と梅干しは健康や機能性に関するTV報道が追い風となり、急速に需要を拡大。豆乳は健康需要に支えられたこれまでの成長ペースを背景に、料理用途の拡大で引き続き成長が見込めそうだ。

有職女性や単身者の増加といった社会構造の変化を受け、より調理に手のかからない商品の需要も拡大を続ける。

包装米飯はその代表格で、レンジで温めるだけの簡便性、1食使い切り・保存性といった商品特性で支持を拡大している。包装米飯の市場は2019年、本紙推定で700億円規模(前年比7.6%増)へ成長する見込みだ。

主要各社の生産設備への投資増強に加え、昨年の相次ぐ自然災害発生に伴う防災・備蓄意識の高まりも追い風に、好調な動きを示しそうだ。同様に即席味噌汁や惣菜、冷凍食品なども簡便・即食ニーズの高まりで順調に伸びる見通し。

4年ぶり値上げラッシュへ

年明け以降、景況の先行きに慎重な見方が強まるなか、今春の食品マーケットは2015年以来の4年ぶり値上げラッシュに突入する。一方で5月の改元に伴う祝賀ムード、プレ東京五輪大会の各種イベントといった新たな消費のヤマ場の出現も見込まれる。

今上期も健康や簡便商材が市場の成長をリードする構図は続くとみられるが、目まぐるしい変化が想定される消費の動きへ的確に手を打っていくことが、例年以上に重要性を増しそうだ。

※日本食糧新聞2018年1月9日号の「2019年上期 業種・カテゴリー天気予報」から一部抜粋しました。

日本食糧新聞社

最終更新:1/9(水) 20:00
日本食糧新聞

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