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東海大・湊谷春紀「初めての経験。見た事のない景色で…」 箱根駅伝特別連載

1/10(木) 8:02配信

スポーツ報知

 第95回箱根駅伝(2、3日)は東海大が復路8区で東洋大を逆転して初の総合優勝に輝いた。東北勢も17チームから33選手が箱根路を走り、日本中を沸かせた。スポーツ報知では「がんばってます箱根駅伝特別編」として活躍した選手を3回に分けて紹介。東海大の湊谷春紀(4年)=秋田工高出=は主将としてチームをまとめ、学生最後の駅伝で9区を力走。悲願の初優勝に導いた。

【写真】青学大の新主将は鈴木塁人!

 新春の大手町。雲一つない青空に向かい湊谷が3度宙を舞った。主将として東海大を初の総合優勝に導いた男は、アンカー郡司陽大(3年)に続き胴上げされた。「初めての経験。見た事のない景色で、気持ちよかったです」と振り返った。

 最後に結果を残した。主将に任命されるも、レースでは苦しんだ。昨年11月の全日本大学駅伝では7区(17・6キロ)を任された。首位でタスキを受けながら、青学大に11秒差を逆転されチームはそのまま2位に沈んだ。「結果を出さないと信頼されない」と、箱根に向け2か月間、じっくり走り込み体を作った。全日本同様トップでタスキを受けた3日の復路9区(23・1キロ)では、最初の下り坂を1キロ2分40秒台で入って流れを作り、8区の時点で2位(東洋大)とあった51秒差を3分35秒差にまで広げ「仲間のおかげでリラックスできた」と感謝した。

 卒業後は2つの夢を追う。4月からはDeNAランニングクラブの一員として、マラソンで世界を目指す。もう一つの夢は地元・秋田で指導者になることだ。厳しい練習の合間に体育の教員免許を取得。昨夏には母校・秋田工高で3週間の教育実習を行い後輩からも様々なことを学んだ。実習最終日に生徒から贈られた色紙には「応援しています」という言葉が並び、力をもらった。湊谷は「今までとこれからの経験を次の世代に伝えたい」。箱根から世界に挑む自らの挑戦を、故郷に還元する。(遠藤 洋之)

 ◆湊谷 春紀(みなとや・はるき)1996年4月25日、秋田・大仙市生まれ。22歳。東海大体育学部4年。平和中時代は野球部で「2番・中堅」。秋田工高1年から本格的に陸上を始め、2014年全国高校駅伝1区4位。15年に東海大に進学し、箱根駅伝は16年1区16位、18年9区5位。1万メートル自己記録は28分41秒77。卒業後はDeNAランニングクラブ入り。172センチ、59キロ。家族は両親と弟。

最終更新:1/10(木) 8:21
スポーツ報知

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