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市議の視察費返還、住民監査請求を棄却 北九州市の監査委 欧州での飲酒問題

1/10(木) 14:25配信

西日本新聞

 北九州市議会の一部議員が昨年の欧州視察で昼間に飲酒した問題を受け、市民16人が視察費約800万円を参加した8議員に返還させるよう求めた住民監査請求で、市監査委員は10日、請求を棄却した。市民側は不服として、住民訴訟も検討している。

 市議8人は6月下旬に7泊8日の日程で、スペインとフィンランドで環境や福祉などの先進例を視察。請求は市民オンブズマン北九州(吉田素子代表幹事)が発起人となり、「実態は観光旅行であり、視察には合理的な必要性はなかった」と返還を求めた。

 これに対し、監査委員は「旅程の合間、飲酒を伴った昼食やブランドショップに立ち寄ったことで、単なる観光目的とまでは言えない」とした上で、「法令に反するものはなく、議会の裁量権の行使に逸脱または乱用があるとは認められない」と結論付けた。ただ「飲酒やショッピングなどは市民に誤解を与えないように厳に慎むべきだ」と意見した。

 10日午前に記者会見した同オンブズマン事務局長の天久泰弁護士は「市側の説明に沿った、残念な結果だ」と述べ、15日に住民訴訟を起こすか結論を出すという。

 また、監査委員は10日、火葬場の「残骨灰」処理を巡り、有価物から利益が得られるにもかかわらず同市が年「1円」で業者に委託しているのは地方財政法に違反するとし、同オンブズマンが行った制度見直しの監査請求についても「委託料に問題はない」として棄却した。

西日本新聞社

最終更新:1/10(木) 14:25
西日本新聞

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