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【巨人】原監督、作る「尚広枠」 “神の足”2世出てこい

1/11(金) 6:05配信

スポーツ報知

 巨人・原辰徳監督(60)が10日、「尚広2世」の台頭を待ちわびた。この日、都内のホテルで行われた新年恒例の記者懇親会に出席。現役時代、勝負どころで代走起用され、盗塁を決め続けた鈴木尚広外野守備走塁コーチ(40)を引き合いに出し「尚広2世を作りたい。現有の戦力の中からぜひとも出てほしいね」と若手に“走る切り札”の座を奪えと指令を出した。

 チームの命運を託せるランナーよ、出てこい―。原監督が現状のチームで最も欠けている部分を明かした。「尚広2世を作りたい。とてつもなく大きな戦力だったし、彼は相手を不安にさせるものであった」。代走のスペシャリストだった鈴木尚広のような“神の足”の台頭を求めた。

 05年からの12年連続2ケタを含む通算228盗塁、成功率8割2分9厘0毛は、200盗塁以上の選手では歴代2位だ。原監督の第2次政権下となる10年以降は主に代走として勝負どころで起用され、徹底マークを受けながら次の塁を奪い続けた。「相手チームも含めて誰しもが走ると思っていても、その中をかいくぐって走る。それがプロのランナーであり、必要なパーツの一つ」。原野球においては“レギュラー”と言っても過言ではない不可欠な存在だ。

 くしくも今季から、本家が指導に当たるのだから、期待も高まる。コーチ陣が一堂に会した新人合同自主トレ初日の9日、指揮官は吉村打撃総合コーチに「よく尚広と話をしてほしい。その(尚広2世の)枠は設ける」と告げた。「少々平均点が悪くても、一芸に秀でるということで」と他の技術には目をつぶってでも、1軍に必ず入れる方針。1軍登録枠が1人増の29人になる今季、若手にとっては大チャンスだ。

 候補には重信を筆頭に、松原、立岡、吉川大らの名が挙がる。「ペナントレース、真剣勝負の中でも『(こちらが)勉強になった』というつもりで出すことが成長につながる。少し度胸を据えて作っていきたい」。失敗しても問題ないオープン戦だけでなく、シーズン序盤は勝負を左右する場面で経験を積ませる方針だ。(西村 茂展)

 ◆スペシャリスト・尚広ストーリー

 福島・相馬高から96年ドラフト4位で巨人に入団。度重なる故障に悩まされて「骨折くん」というあだ名がつくほどで、1軍デビューは6年目の02年だった。その年は原監督から主に代走として起用されるも4盗塁で失敗も4。成功率は5割だった。だが、翌年から研究を重ねて年々、精度アップ。05年から12年連続2ケタ盗塁で通算228盗塁。代走でも盗塁を積み重ねて「神の足」と称され、通算成功率8割2分9厘は昨年、日本ハム・西川に抜かれるまで200盗塁以上の選手で歴代1位だった。

最終更新:1/11(金) 7:05
スポーツ報知

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