ここから本文です

日光田母沢御用邸記念公園、三階御展望室を公開 31日まで

1/12(土) 7:55配信

産経新聞

 日光田母沢(たもざわ)御用邸記念公園(日光市本町)で通常非公開の三階御展望室が公開されている。31日まで。国重要文化財指定を記念し、平成16年から冬季限定の特別企画として続けられている。庭園や約7千平方メートルに及ぶ1、2階の屋根の連なりが一望できる。

 この3階建て部分は御用邸の中核で、明治32(1899)年に旧紀州徳川家江戸中屋敷だった建物の一部が移築された。赤坂離宮、仮皇居として重要な施設として使用されてきた。最上階に位置する御展望室は造営から約180年を経過した現在も当時の姿をとどめ、意匠を凝らした室内が見られる貴重な機会でもある。

 公園は平成12年開園。地元出身の銀行家、小林年保の別邸に旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築、新築の建物も含めて明治32(1899)年、当時皇太子だった大正天皇の静養地として造営された。その後も増改築を経て昭和22年の廃止まで御用邸として使用された。戦後、博物館や宿泊施設、研修施設として使用された後、県が記念公園として整備した。戦況が悪化した19年には当時皇太子の天皇陛下が疎開された。

 建物は江戸時代後期、明治、大正と3時代の建築様式を持つ集合建築群で、現存する明治・大正時代の御用邸では最大規模。当時の建築技術をうかがうこともできる。

 火曜休園。問い合わせは同公園管理事務所(0288・53・6767)。

最終更新:1/12(土) 19:21
産経新聞

あなたにおすすめの記事