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ダイアクロン「バトルバッファロー Mk.IV<ストライカー>」レビュー

1/11(金) 18:54配信

Impress Watch

 タカラトミーは、「ダイアクロン」シリーズの最新アイテム「バトルバッファロー Mk.IV<ストライカー>」(以下、バトルバッファロー Mk.IVと略)を、2018年12月下順に発売した。

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 2016年の「ダイアバトルスV2」、2017年の「ビッグパワードGV」に続く、ファン待望の大型アイテム第3弾となるこの製品は、これまでの同様の幅広いプレイバリューを持たせつつ、シリーズとの連動も強化した製品となった。この製品版のレビューをお届けしていきたい。

■3機のメカが合体変形、無骨なデザインのロボットに

 ドーム状の頭部とそこから突き出た2本のツノのような意匠が印象的なこの機体は、旧ダイアクロンシリーズ中期の「第3次アタックシステム」が展開された1982年に発売された合体メカ「バトルバッファロー」がベースとなっている。

 月面を基地としたワルダー軍団に対抗するために開発された高速機動重戦闘ロボで、「バトルヘッダー」、「バトルブレスター」、「バトルレッカー」(“レッガー”ではなく、“レッカー”が公式表記となる)の3機が合体変形する。バトルヘッダーのキャノピーがそのままロボットの顔となる設計で、それまでの人間的な顔がデザインされたマシンとはひと味違う格好良さを備えていた。

 今回発売されたバトルバッファロー Mk.IVは、ダイアバトルスVシリーズを支援する「バトルバッファロー Mk.III」をベースに、ワルダー機動歩兵駆逐作戦用に開発された多段戦術戦闘マシンだ。

 通称は「ストライクバッファロー」。多機能型戦闘機動マシン「ストライクヘッダー」、重機動攻撃機「ストライクブレスター」、重機動輸送トレーラー「ストライクレッガー」の3機のメカで構成され、合体した決戦モードではマシン全てのコクピットが近接位置に移動集結。3名のパイロットと総身制御コアブレインが同期する人気諧調型戦闘システム「G.O.D.-AI(Gloval Overload Drive-A.I.)が機動。通常の身体感覚を凌駕する、超次元の決戦機動を可能としている。

 合体のプロセスを楽しむギミックももちろん搭載。設定にあるG.O.D.-AIを起動させるためのコクピットが集結移動する様子は、ストライクブレスターとストライクレッガーの合体時、上下に位置した両者のコクピットがスライドして左右に並び、下部にあるパネルが下がって合体が完了する。まるで実機が存在するようなリアル感を演出した設計は、ダイアクロンシリーズならではの醍醐味といえるだろう。

 これまでの合体マシン同様、3機のメカは単独での変形や2機合体なども楽しめるほか、過去に発売されたシリーズとの連携も強化されたという印象を受ける。例えば腕や脚のジョイントがダイアバトルスV2と共通しているので、組み替え変形によるコンビネーションが可能だ。

 昨年の「ダイアクロンEXPO 2018」のトークショーにて話題に上がった「ヘッドユニットコネクター」のパーツを使用すれば、頭部にパワードスーツを合体させることができ、ストライクヘッダーを連結したときとは違うシルエットを楽しめるわけである。

 2足歩行ロボットの形態となる決戦モードは、ストライクブレスターの「メックモード:ファルコ」とストライクレッガーの「メックモード:パイソン」が合体した「ブルガンナー」がさらに変形し、ストライクヘッダーが合体することで完成する。

 もちろん合体前後の余剰パーツはない。ダイアバトルスV2のヒロイックなシルエットとは対照的に、角張った部分が目立つ無骨なデザインが特徴だ。翼も存在しないため、地上戦を主体とした機体だということが予想できる。ヒジとヒザはクリック関節、その他の関節も固めで、アクションフィギュアとしてポーズも付けやすい印象があった。

 少し気になったのは、全体的に若干タイトに組み付けられているようで、腕のロールやボレットビークルの前輪タイヤなど、一部の可動箇所が固すぎるようにも感じられた。ユーザーの間では、シリコングリスのスプレーを使ったり、ネジを緩めたりするなど、細かな調整をしている人も多いようだ。もし気になるようなら、Twitterなどで「バトルバッファロー」を検索してみることを勧めるが、分解などを絡めた調整は自己責任となるのでそのつもりで。

 戦闘マシン、攻撃機、輸送トレーラーという構成と、変形後の無骨なデザインはダイアバトルスV2とは違った魅力を備えたこのバトルバッファロー Mk.IV。機体のプレイバリューはビッグパワードGVにも負けていないほどに感じられた。

 他のダイアクロンシリーズとの連携できる仕様や、部分的にタイトに感じられる部分があったことから、この手のハイターゲットトイを扱い慣れた人向けという印象は受けたものの、価格帯などを考えれば仕様的な違和感は感じない。タイトな部分も注意して触れば許容できる範囲であり、もしどうしても気になるなら、自己責任のもと調整してみるのもいいだろう。

 シリーズとしても充実してきたダイアクロンの最新アイテムとして、筆者個人的には十分に満足のいく完成度の新製品だった。次の大型アイテムがどれになるのかを想像しつつ、この「バトルバッファロー Mk.IV」をこれまでのダイアクロンシリーズと絡めて遊び倒してみたい。

GAME Watch,稲元徹也

最終更新:1/11(金) 21:07
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