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天理大の初優勝か、明大22大会ぶりVか ラグビー大学選手権、12日に決勝

1/11(金) 21:51配信

産経新聞

 ラグビーの全国大学選手権は12日、東京・秩父宮ラグビー場で決勝を行い、初優勝を狙う天理大(関西1位)と22大会ぶり13度目の頂点を目指す明大(関東対抗戦3位、4位枠)が対戦する。両校は11日、それぞれの練習グラウンドで最終調整した。

 準決勝で大会9連覇中の帝京大を破り、7大会ぶりの決勝進出を果たした天理大は、関西勢としては1984年度に3連覇した同大以来34大会ぶりの大学日本一を狙う。2大会連続で決勝を戦う明大は、1点差で帝京大に敗れた前回の雪辱を期す。今年度の春夏の練習試合では天理大が2連勝している。

 明大は午前11時から、東京都世田谷区の練習グラウンドで約1時間調整。大半は非公開だったが、サインプレーの確認などを行ったといい、グラウンドからは「いいキック!」などといった明るい声が聞かれた。SH福田主将は「ここまでやってこられたのも、正しい努力があったから。いい雰囲気で練習できた」と話した。

 早朝には登録を外れた4年生が最後の練習を行い、涙ぐみながら出場メンバーに発破をかける場面もあったという。「みんなの力が一つになっている。最後に出し切るだけ」とSO松尾。王者・帝京大を破りながら3位に甘んじた関東対抗戦後、4年生は2度にわたって練習場近くの「定食屋と温泉施設」(松尾)で“決起集会”を開いており、チームの結束はいっそう深まっている。

 伝統の重量FWで組む強力スクラムが最大の武器だが、前回の決勝で帝京大に20-21で敗れた悔しい経験もチームを揺り動かす原動力だ。フランカー井上は「決勝の雰囲気と、1点の大事さを知っているのはアドバンテージ」。福田主将は「昨年は決勝に行けたことがうれしかった。今はやっとスタートラインに立てたと思っている」ときっぱり。勝利への強い執着心を持って、22大会ぶりの大学日本一をつかみに行く。(奥村信哉)

 10日に最後の全体練習に臨んだ天理大は11日、主力選手による練習後、東京へ移動した。今季のチームの最大の武器が、FW8人が低く一直線に押し込むイメージの「槍スクラム」だ。

 10連覇を狙った帝京大に準決勝で29-7と快勝した天理大。主将のフッカー島根が「どこにも負けない」と胸を張るスクラムが、7大会ぶり2度目の決勝への道を切り開いた。前半19分、ゴール前の左中間スクラムで一気に押し込み、相手が故意に崩したとして認定トライ。後半も相手が故意にスクラムを崩す反則を4度奪った。

 天理大のFW8人の平均体重は97キロと相手より10キロ軽かったが、「槍のように一つの方向に思いきり押す意識」(島根)でカバーした。明治大FWが拳(ナックル)のように固まることから「ナックルスクラム」と称されるなら、天理大は「槍スクラム」。小松監督は「スクラムは向こうも自信を持っておられる」と認めながらも、真っ向勝負に出るつもりだ。関西勢の覇権復活へ。天理大が歴史を塗り替えるときが来た。(岡野祐己)

最終更新:1/11(金) 21:51
産経新聞

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