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週刊SPA!「ヤレる女子大生ランキング」。女子大生は謝罪ではなく対話を求めた

1/11(金) 6:44配信

BuzzFeed Japan

「週刊SPA!」が2018年12月25日号で「ヤレる女子大学生RANKING」を掲載したことで、年明けに抗議の署名キャンペーンが起き、1月7日に編集部が謝罪した。署名を始めた大学生たちのグループは「週刊SPA!」編集部に対話を申し込み、話し合いの場が設けられることになったという。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

【画像】女性が30代で知る17の大切なこと

署名を始めたのは、国際基督教大学4年で国際教育NGO「Educate For」代表の山本和奈さん(21)。署名はもともと、謝罪と出版の取り下げを求めていた。なぜ今、対話なのか。山本さんはこう話す。

「謝罪はされたものの、騒動を収めるための表面上の謝罪にすぎませんでした。ネット上では廃刊にすべきだという意見もありますが、それで根本的な問題は解決しないので、対話の場を持ちたいと考えました」

問題の経緯は

「ヤレる女子大学生RANKING」は、「ギャラ飲み」と呼ばれる、女性の参加者にお金を払って開く飲み会の特集の中で紹介されていた。この飲み会のマッチングサービスを手がける男性が、セックスできる可能性が高いとして、実在の大学をランク付けしていた。

このランキングをTwitterで見つけた山本さんは1月4日、「女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい」という抗議署名を、ネット署名サイト「Change.org」で立ち上げた。2日間で2万人近くが賛同し、「ねとらぼ」が記事化。その後も賛同者は増え続け、1月11日朝の時点で4万3000人を超えた。

ランキングに実名をあげられた5つの大学は、出版社に抗議の姿勢を示している。ある大学は、1月8日に学長名で出版社に抗議したとサイト上で報告。「女性軽視、女性蔑視といえる内容が掲載され、本学及び本学学生の名誉及び尊厳を損なう記載がありました」としている。

別の大学は「女性の名誉と尊厳を傷つける今回の記事や同様の記事に対し、本学は、ここに強く遺憾の意を表明いたします」との声明をサイト上に掲載した。

「SPA!」編集長は1月7日、「読者に訴求したいがために扇情的な表現を行ってしまった」と謝罪コメントを発表。大学の抗議を受けて1月9日には、扶桑社のサイト上にも「お詫び」を掲載した。

<女性の尊厳に対する配慮を書いた稚拙な記事を掲載し、多くの女性を傷つけてしまったことを深くお詫びいたします。また、購読者の皆様に不快な思いをさせてしまったこと、大学関係者の皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを重ねてお詫び申し上げます>

BuzzFeed Japanでは #metoo や国際女性デー、国際ガールズデーなどの特集を通じて、ダイバーシティーを尊重し、ジェンダー平等で性暴力のない社会をめざすための報道を続けている。

筆者は、その特集を担当している。女性の人権を軽視したり、同意のない性行為を助長したりするような言説を認めることはできず、「SPA!」の記事には強い憤りを覚えた。

しかし、それでもなお、この署名に関する報道には慎重になった。

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最終更新:1/11(金) 6:53
BuzzFeed Japan

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